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【深夜の工作2】iPhone5sのアップル純正レザーケースに「ハトメヌキ」を使って穴を開ける

【深夜の工作2】iPhone5sのアップル純正レザーケースに「ハトメヌキ」を使って穴を開ける

高瀬 文人

フリーランスのライター/編集者/書籍プロデューサー。 月刊総合誌や『東京人』などに事件からまちの話題、マニアックなテーマまで記事を発表。生命保険会社PR誌の企画制作や単行本の編集も行う。著書に鉄道と地方の再生に生きる鉄道マンの半生を描いたヒューマンドキュメント『鉄道技術者 白井昭』(平凡社、第38回交通図書賞奨励賞)、ボランティアで行っているアドバイスの経験から生まれた『1点差で勝ち抜く就活術』(坂田二郎との共著、平凡社新書)、『ひと目でわかる六法入門』(三省堂編修所、三省堂)の企画・制作。

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Apple iPhone5s純正レザーケースのヘッドホンプラグ用ホールが小さく、たとえばBOSE Quiet Confort20iなどのプラグがはまらない件。

前々回のエントリでは、カッターナイフで穴を拡げるという大変みっともない工作をお目にかけ、各方面から批判を受けた。その中に、「革用の抜き型を使ったらよいのでは?」というアドバイスがあった。道具を使ってみるのはいいかも知れない。

ケースを再び買ってくる。今度は赤色にした。純正ケースでなければ、加工しなくとも大径の穴対応のものもあるわけだが、それは考えないことにする(笑)。

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今回使用したのは、刃のついた鋼である「タガネ」の一種で、円形に抜けるようになっているもの。筆者は東急ハンズの革工芸売り場で買い求めたが、「ハトメヌキ」とか「打ち抜きポンチ」「打ち抜きパンチ」などと称して売っている。Quiet Confort20iのプラグの径を測ると、7.5ミリ径が合致するようだ。 

万力の上にゴムシートを敷き、ケースの穴の外周を拡げるイメージでハトメヌキの位置決めをする。そして、上からプラスチックハンマーで叩く。このハンマーは20年以上にわたって私の机上にある。その人生のほとんどは私の肩や首筋を叩くことに費やされてきたが、やっと目的にかなった使い方をされて、本望だろう。

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さて、結果からいえば、カッターナイフよりも簡単に穴を拡げることができた。一度刃がずれてしまったので、ためらい傷のようなものができてしまい、仕上がりはキレイとはいえない。だが、慣れれば一発で開けられることになるだろう。Quiet Confort20iのプラグともベストマッチのバランスである。

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次回は、友人から寄せられた違う工法をご紹介する予定。