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車体にロゴ貼るだけがF1スポンサーでもない - エフワンのぼやき #002
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車体にロゴ貼るだけがF1スポンサーでもない - エフワンのぼやき #002
グローバルなスポーツ F1(フォーミュラ・ワン)を斜め45度から楽しみましょう! 2012年3月からは、F1 Podcast『エフワンのすくつ』の Quzyがひとりぼっちで担当しています(それ以前の記事は原泰史さんと共同で担当していました)。
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ども、Quzyです。
ひとくちに「スポンサー」といっても、いろいろあるようでして......
今季、キミ・ライコネンさんのF1復帰で盛り上がっているロータスチームが、マイクロソフトとスポンサー契約を結んだことが話題になりました。
契約期間は3年間。18日に決勝レースを迎える2012年のF1開幕戦、オーストラリアグランプリから、ロータスF1チームのニューマシン、「E20」に、「マイクロソフトダイナミクス」(Microsoft Dynamics)のロゴが貼り付けられる。
マイクロソフトダイナミクスは、マイクロソフトの業務アプリケーションのブランド名。
また、今回のスポンサード契約締結を機に、ロータスF1チームは英国の開発拠点に、マイクロソフトダイナミクスのシステムを導入。業務のさらなる効率化に役立てることが決まった。
マイクロソフトの場合は、ロゴを出すだけではなく、機材もチームに提供しているようです。「お金を払ってロゴを出す」だけではない、一歩踏み込んだ契約と言えそうです。
とはいえ、こういった機材提供のスポンサー契約は、(文字通り)水面下ではたくさん行われています。
車体にロゴがない=ファンの目に見えないわけだから、なんだか損しているのでは?とも思えますが、エンジンの点火プラグやブレーキのディスクのような部品メーカーであれば、自分たちの信頼性をアピールする材料になるので、取引先が広がったりするのでしょうね。
僕は2010年の日本GPで、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスチームのパドッククラブに入れていただいたことがあるんですが、そのときの招待元はレノボ(Lenovo)でした。
でも、2010年のマクラーレンに、レノボのロゴは載ってなかったのですよね。でも、マクラーレンの「隠れた」スポンサーだったのです。ファクトリーのワークステーションから現場のノートブックPCまで、機材を引き受けていたのです。
以前レノボは、2008年からウィリアムズのスポンサーをしていたのですが、そのときは確かにリアウィングにロゴがありました。
2010年にレノボはそのウィリアムズのスポンサーをやめて、マクラーレンに移ったわけです。
ぶっちゃけて言えば、レノボは成績のふるわないウィリアムズから、よりアピール効果が高そうなマクラーレンへと鞍替えしたわけで、潜在的ウィリアムズびいきの僕としては微妙な気分だったのです(ウィリアムズのスポンサーがマクラーレンに引き抜かれることがたいへん多いこともあり)が、それはともかく、マクラーレンはウィリアムズよりもスポンサー費用が高くつくことは想像に難くありません。実際そうだったらしいのですが、マクラーレンの車体にロゴを入れるほどのお金はちょっと......ということも、あったらしいですよ。
以前、ザウバーのスポンサー社交クラブについて書いたことがありますが、車体の表面にぺたぺた貼られているロゴだけがスポンサーのあり方ではないということですね〜。
そのあたりの情報を集め出すと、けっこう楽しいですね。隠れたスポンサー、日本企業も多いんですよね。
誰かこのブログのインビジブル・スポンサーになってくれないかな(?)
......ごほん。それでは、ごきげんよう。
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