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「ユーストリーム」でバーチャル生中継をしよう! 〜臨場感溢れる新感覚のライブ体験〜
コンテンツとメディアの近未来
「ユーストリーム」でバーチャル生中継をしよう! 〜臨場感溢れる新感覚のライブ体験〜
山口哲一(音楽プロデューサー)と、ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)によるプロデューサー・ユニット。インターネット上のソーシャル・マーケティングを実践的に研究。エンタメ・コンテンツとソーシャルグラフの関係を分析し、具体的なプロデュースワークにフィードバックする活動を行っている。2011年に『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)を刊行。 2012年4月よりトークイベント『sensor 〜it&music community』を開始。毎月完売の人気イベントになっている。 https://www.facebook.com/happydragon.page
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エンタメ・コンシェルジュのふくりゅう(happydragon)です。 (*・ω・)ノ
今日は、「ユーストリーム」の画期的な活用法(ちょっと変化球)、
について考えてみたいと思います。
「ユーストリーム」といえば、
ユーザーが、簡単に映像の生中継を行うことができる無料の動画共有サービスです。
「ツイッター」との連動性が高く、
「ユーストリーム」中継している状況をリアルタイムに、
タイムライン経由で、テキスト情報として友人に伝わりやすいことから、
クチコミを拡散しやすい「ソーシャルメディア」として人気です。
東京を拠点に活動する謎の多国籍ロックバンドが、
本日2月9日(水)より5夜連続で行なう、
WEBプロモーション活用例を紹介したいと思います。
通常、ロックバンドの「ユーストリーム」ライブ中継は、
日本では、ライブのスタート時間が19時スタートが多いことから、
まだ、お客様であるユーザーが仕事中であったり、
電車で帰宅途中の時間帯におこなわれることが多かったりします。
もちろん、生中継であることは大事なのですけれど、
それって、場合によっては「本末転倒?」と思っていたのです。
そもそも、「ユーストリーム」を活用するのは、
映像コンテンツをより多くの人に観てもらうことが「目的」のはず。
だとしたら「ユーストリーム」であっても、
リアルな生中継にこだわらない方法論があっても良いのではと思いました。
そこで、バンドと一緒に考えてみました。
例えば、ライブを録画した映像を、ユーザーが落ち着いて楽しみやすい時間帯、
23時スタートにして、かつ新規ユーザーが、
映像コンテンツと出会っていただくチャンスを増やすために、
5夜連続放送を実施してみてはいかがかと!!!
そして、録画でありつつも、敢えてアーカイブはしない、
「バーチャル生中継スタイル」であることを活かすために、
バンドメンバー自らが、5日間日替わりで「ツイッター」のタイムライン上に登場して、
ライブや楽曲についての説明を、
副音声的にツイートしたら面白そうじゃないですか?
通常だったらありえない、
バーチャルながらも、臨場感溢れる新感覚のライブ体験になると思うのです。
どんなことかといえば、
例えばDVDで販売されるライブ映像作品は、よく特典として、
メンバーやスタッフが副音声で登場することがありますよね?
あれは、コアファンにとって、心の裏側を覗けるたまらない企画だったりするのです。
そんな感動を、無料で使える「ユーストリーム」のシステムを利用して、
「ツイッター」での情報拡散を見込んで、
新規のお客様に好きになっていただくチャンスを提供しようと
思ったのが今回のプロジェクトです。
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◆The_AIU 5夜連続「ユーストリーム」ライブ『VR_GIG ~Loser~』
<配信チャンネル>
http://www.ustream.tv/channel/the-aiu
<配信日時>
2011年2月9日(水)~2月13日(日)の5日間
夜23:00 配信スタート~23:35頃まで
※アーカイブしません。
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さらに、番組を最初から最後まで観ていただきたいという思いから、
番組の最初と最後には「謎のキーワード」をテロップで発表するそうです。
ツイッター・アカウント「@The_AIU」をフォローして、
解答キーワードをDM(メッセージ)で送ってくれた方全員には、
「ユーストリーム」放送するライブから名場面を抜粋した、
貴重なライブフォト壁紙をプレゼントというのも嬉しい配慮ですね。
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※The_AIU ツイッター・アカウント
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というわけで、2011年、期待のニューカマー・バンドとして話題のThe_AIU。
その全貌を、今晩より「ユーストリーム」にて、
5夜連続で確認できるチャンス「バーチャル生中継ライブ」=『VR GIG』に注目あれ!
あなたが是非、発見してみて下さい。
で、気になったらライブに遊びにきて下さいね(ここ重要!)。
ちなみに、応用編としては、
伝説を残したようなメジャー・アーティストなどで有効だと思うのですが、
過去にDVDで販売されたライブ映像を、
「ユーストリーム」で有料配信してみるのも面白いのでは?と思うのです。
ユーザーのメリットとしては、ファン同士で、
疑似リアルタイムにタイムラインで、盛り上がれることです。
そこに大きな価値があるのです。
例えば「2ちゃんねる」や「ツイッター」で、
映画を実況しながら楽しむ行為と近い感動かもしれません。
みんな大好きなジブリ映画『天空の城ラピュタ』だったら、
終盤、いっせいに滅びの呪文「バルス!」とか書き込む一体感がたまらないですよね☆
伝説のロックバンド、BOØWYの解散ライブ『LAST GIGS』なんかで、
「バーチャル生中継スタイル」を味わいたいなと思いました。
しかも、実際にライブが行なわれた記念日に開催したら、
ファンの間で盛り上がると思いませんか?
さらに、副音声的に、メンバー(たとえば、ドラムの高橋まことさんとか!)が参加したら、
有料であっても、当日の裏話なども聞けるかもしれない期待感もあり、
付加価値の高いイベントになると思うのです(あくまでも筆者の妄想プランですよ)。
以上、ちょっと変化球ですが「ユーストリーム」の画期的な活用法の提案でした。
☆^(*≧ω≦)ノ~~~βyё βyё♪
PS:ちなみに、今回紹介した謎の多国籍ロックバンド、The_AIUですが、
どんなサウンドなの?と、興味を持ってくれた方いらっしゃいますか?
その答えとしては、音楽雑誌『スヌーザー』の特集タイトルとして話題となった、
「レディ・ガガに勝てない日本のロック」にかけて、
「レディ・ガガに勝てる日本のロック」ですよと、レコメンドしておきましょ〜。
by ふくりゅう(エンタメ・コンシェルジュ)