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移動のできる家電ロボット!? 〜「パーソナルモビリティ」が変える未来の交通社会〜
»2011年4月 9日
コンテンツとメディアの近未来
移動のできる家電ロボット!? 〜「パーソナルモビリティ」が変える未来の交通社会〜
山口哲一(音楽プロデューサー)と、ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)によるプロデューサー・ユニット。インターネット上のソーシャル・マーケティングを実践的に研究。エンタメ・コンテンツとソーシャルグラフの関係を分析し、具体的なプロデュースワークにフィードバックする活動を行っている。2011年に『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)を刊行。 2012年4月よりトークイベント『sensor 〜it&music community』を開始。毎月完売の人気イベントになっている。 https://www.facebook.com/happydragon.page
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音楽コンシェルジュのふくりゅう(happy dragon)です。 (*・ω・)ノ
「インターネット」の次に来る「革命」とは何でしょうか?
テーマとなるのはズバリ「ロボット」だと思います。
「インターネット」は、情報や人間関係を、距離や時間から解放してくれました。
それはまるでテレパシーのような「拡張」体験でした。
では、「ロボット」は何を「拡張」してくれるのでしょうか?
まずは、これまで日本経済の中心として活躍してきた「車」に注目したいと思います。
では、「車」と「ロボット」が融合するとどうなるのでしょう?
それは「移動」のできる「家電」へと進化するのです。
これまで、ガソリンとエンジンで動いていた「車」が、
技術の進化した電気モーターで動くことで、
従来と比べ、開発や組み立てに難しい技術を必要としなくなるのです。
となれば、大事となるのは、「車」を制御するのOS(オペレーティングシステム)と、
「車」と共存する社会のライフスタイル提案、
いわゆる新しいコンセプト&デザインです(アップル製のMac的な発想ですね)。
実際にIT企業の雄「グーグル」が、
無人で走るコンピュータ制御の自動車を開発しているなど、
今後、「車」業界に新規参入は増えることでしょう。
しかし、気になるのは「車」というコンセプトの進化、
未来の交通概念=パーソナル移動支援ロボット「パーソナルモビリティ」なのです。
まさに、「車」の「家電」化とでもいうべきワクワクする未来感がたまりません。
ちなみにトヨタが開発した「パーソナルモビリティ」である「i-unit」は、
「歩道」で人と並んでゆっくり走る時は直立で人目線となり、
「車道」を走る時は車高が下がって、な・ん・と「変形」するのです。
まるで、「SF映画」を見ているような次世代ライフスタイルの提案に驚かされます。
そして特に気になるのが、「運転」というよりも「拡張」的な考え方です。
まるで「パワードスーツ」(ロバート・A・ハインラインのSF小説に登場)のように
人間の身体能力&機能を「拡張」するのです。
しかも、現行社会に存在するインフラ(道路、交通ルール、環境問題、充電環境)を、
共有しようとする考え方も興味深いです。
そんな「パーソナルモビリティ」のエネルギーは電気であり充電式です。
それこそ、電力が安く余っている夜間電気を有効利用出来ることに注目します。
停電時には「蓄電」された電気を有効利用できることを考えると、
個人向けな手軽な「蓄電」システムとしても、
これからの時代とても便利なのかもしれません。
とはいえ既存の「車」社会との共存も大事だと思います。
たとえば週末、遠くへ行く時や、スポーツとして楽しむドライブは、
「車」の魅力を、よりエンタテインメントとして活かすべきだと思います。
それこそ、スノボやスキーのような感覚でサーキットへ出掛けるみたいな
ライフスタイルなんて楽しそうですよね?
サーキットでレースを楽しむ「ジムカーナ」(タイムトライアル)の
大衆化とでも言うべきでしょうか。
それではいくつか、すでに発表されている、
パーソナル移動支援ロボット「パーソナルモビリティ」動画を
ピックアップしてみました。
ご覧下さい!
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■-パーソナル移動支援ロボット「パーソナルモビリティ」動画
『i-REAL』〈TOYOTA〉
1回の充電で30キロ走る。スピードも30キロ出るそうな。
『i-unit』〈TOYOTA〉
デザインが未来的でクール。運転が感覚的で簡単そう。
『ウィングレット』〈TOYOTA〉
車というよりは、家電に近い「セグウェイ」的なルックス。
『U3-X』〈HONDA〉
ご存知「アシモ(ロボット)」の技術を使った1輪車式。
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1988年にスタートした、
世界に誇る押井守監督のアニメーション『機動警察パトレイバー』では、
近未来に起きた大震災後、
復興に向けて、瓦礫の山を海に埋め立てる必要にかられて、
レイバー(汎用多足歩行型作業機械)と呼ばれるロボットが
誕生したという設定がありました。
もしかしたら、震災からの復興都市計画、
産業「ロボット」のメジャー化という視点で、
『機動警察パトレイバー』は、今の時代とても参考になる設定なのかもしれません。
そして、「パーソナルモビリティ」が一般化すれば、
もはや、日常生活での「車」は所有するものではなく、
それこそ使いたい時にレンタル〜シェア〜アクセスするものとなるでしょう。
予約や認証や支払いも、
iPhoneなど、スマートフォンとインターネット連携することで
簡単に行なえるようになるかもしれません。
その姿は、アニメーション『機動戦士Zガンダム』第1話における、
主人公カミーユが、宇宙港へ向かう際にシェアして搭乗した
エレカ(パーソナルモビリティ)のような存在に近いのかもしれません。
☆^(*≧ω≦)ノ~~~βyё βyё♪
by ふくりゅう(エンタメ・コンシェルジュ)