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ギレルモ・デル・トロ監督、「パシフィック・リム」の次は

ギレルモ・デル・トロ監督、「パシフィック・リム」の次は

平沢 薫

映画ライター、編集者。仕事のためと思って始めたハリウッド・ニュース・ウォッチが気づけば趣味のひとつに?

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「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ監督の新作「クリムゾン・ピーク(Crimson Peak)」の内容が、ちょっぴり判明。


というのも、この作品には「スタートレック イントゥ・ダークネス」のベネディクト・カンバーバッチが出演する予定だったが降板。その代わりに出演することになったトム・ヒドルストンは「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」の人気悪役キャラ、ロキ役を演じている俳優。彼が全米公開直前の「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」のプロモーションのために取材を受けて、この新作についてもごく少々だが発言したのだ。


まず、この映画「クリムゾン・ピーク」はどんな映画なのか。監督自身は「一種のゴースト・ストーリー」としか語っていない。今回、ヒドルストンは「プロットについては語れないし、まだ撮影に入っていないが、と前置きしつつ、こう発言している。


「とても洗練された、巧緻な作品。そして、幽霊譚や不気味な物語がたくさん書かれた19世紀のゴシック・ロマンス小説への、デル・トロ監督ならではの特殊な情熱によって描かれた作品だ」


そして、彼の役柄については「僕が演じるのは、ハンニバル・レクターのようなタイプではないよ。でもとても複雑な魂の持ち主だ」とコメント。


彼が「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」で演じたアタリ役、ロキも複雑な魂の持ち主なような気がするが、ヒドルストンはこう言う。


「俳優として、自分の好奇心を刺激する役に惹かれるんだ。脚本を読んで"これが何なのか探求したい"と思う何かを見つけてしまうと、それを細かいところまで掘り下げていきたくなる。自分の爪の下、自分の骨の中までね」


「いい人を演じるのも好きだけど」と付け加えつつ、こう語るヒドルストンは、やはりハンニバル・レクターっぽいんじゃあるまいか。彼が演じる19世紀ゴシック・ロマンな新作「クリムゾン・ピーク(Crimson Peak)」は2015年春全米公開予定。ギレルモ・デル・トロの「パンズ・ラビリンス」系叙情派ロマンが炸裂していそうで、今から楽しみ。


「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」公式サイト

http://www.marvel-japan.com/movies/thor/


デル・トロ監督の公式ファンサイト

http://deltorofilms.com/wp/