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キャプテン・アメリカとソー、俳優のキャラ分析がナイス!

キャプテン・アメリカとソー、俳優のキャラ分析がナイス!

平沢 薫

映画ライター、編集者。仕事のためと思って始めたハリウッド・ニュース・ウォッチが気づけば趣味のひとつに?

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 アイアンマン、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカらのヒーローたちが大集合する「アヴベンジャーズ」のプレミアが4月12日にLAで行われ、記者会見での出演者たちの発言が続々ウェブに登場。それを見ると、彼らのチームワークのよさが伝わってきて、映画の撮影がうまくいったのだなあと思わせる。

 そんななかでも「おお」と思った発言は「自分が演じるキャラクターの性質の中でもっとも好きな点は?」という質問への答。どの発言もナイスなのだが、個人的にとくにウケたのはこの2つ。

 まず、キャプテン・アメリカ役のクリス・エバンスの答。彼はこのキャラクターをこう分析する。「僕は彼のハートと自分勝手さのないところが好きだ。彼は生まれつきのヒーローではないし、偶然になったヒーローでもない。彼はその素質と倫理観を評価されて、選ばれてなったヒーローなんだ。彼は彼自身よりも他の人々のことを優先できるんだよ」

 そして、マイティ・ソー役のクリス・ヘムズワースの分析。「彼には本質的に子供のようなところがある。もし彼が何かを信じたり何かをやりたいと思ったら、それを実行するし、言葉でもそう言う。まるで子供みたいにね。何があっても彼は自分に対して誠実で、自分のやりたいことしかやらない。それが彼を演じていて楽しいところだ」

 この2人は、他のベテラン俳優たち、アイアンマン役のロバート・ダウニーJrやニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンのような、小見出しにしやすいシャレた発言というのは出来ないようなのだが、自分が演じるヒーローについて、この分析と敬意と愛着があるのなら、きっといい演技をしているに違いない。映画への期待が高まるナイスな返答だ。

 そうはいっても会見でいちばんウケたのは、「もしも役柄が交換が出来るなら、演じてみたいヒーローは?」という問いについてのサミュエル・L・ジャクソンの答だろう。だってこうだもの。
「そりゃ、スカーレット・ヨハンソンが演じてるブラック・ウィドーの役だよ。15分間でいいから演ってみたいね」

 「アベンジャーズ」予告編はこれ。
http://www.marvel-japan.com/movies/avengers/