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「ニューロマンサー」映画化企画はまだ生きてたようだが。。。

「ニューロマンサー」映画化企画はまだ生きてたようだが。。。

平沢 薫

映画ライター、編集者。仕事のためと思って始めたハリウッド・ニュース・ウォッチが気づけば趣味のひとつに?

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サイバー・パンクという言葉が歴史用語となった昨今だが、そのジャンルの古典名作、ウィリアム・ギブスンのSF小説「ニューロマンサー」の映画化企画は、まだ完全なボツにはなっていないらしい。

この小説は、90年代にAphex Twinのクリップで人気を博したクリス・カニンガムはじめ、いろんな監督が映画化を希望したが実現しなかったのはご存知の通り。だが、先日、「マトリックス」のウォシャウスキー姉弟といっしょに「クラウド・アトラス」を監督したヴィンチェンゾ・ナタリが、この企画を進めているという噂が流れた。

なるほど、ナタリは「CUBE」や「スプライス」を撮ってるし、SFは好きなのかも。ネットが新鮮さを失った今、「ニューロマンサー」をどう映画化するつもりなのか、そのコンセプトはちょっと気になる。

が、ちょっとどうだろうと思ったのは、ナタリ監督が希望しているというキャスティング。なんでも「ディパーテッド」「ザ・ファイター」のマーク・ウォールバーグと、「96時間」「アンノウン」のリーアム・ニーソンの出演を希望しているんだとか。この2人、たしかにアクション映画のビッグスターだけど、新鮮さがまったくないような。。。うーむ、ナタリ監督はどんな「ニューロマンサー」を考えているんだろう。。。もっとも、そもそもまったく根も葉もない噂なのかもしれないが。