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子ども用カード、4種
»2010年10月24日
力重の「ブレインストーミング考」
子ども用カード、4種
アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。
当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
現代は楽しく学ぼう、身につけよう、という動きがとても多くて、各種の子供用の道具が登場していて注目を集めています。
アイデアプラントでも、子供用の知的ワークツールはぜひ取り組んでみたいみたいな、と思っています。そこで、最近の開発用サンプルの中からすこし紹介してみたいと思います。
まずは、アイデアプラントの開発協力した製品「IDEACARD」。
これは、正確には子供用ではありませんで、「日本語を学ぶ留学生向け」のブレインストーミング・カードゲームとして作られました。ただ、日本語表現をとても平易にしているので、小学生でも十分使える内容になっています。
5色の楽しいカードで構成されています。パッケージはアイデアプラント製品と他の違い、とても簡素でコンパクトにできています。アマゾンで「IDEACARD(アイデアカード)」と検索するとこれが出てきます。
次は、「Tell Me A Story」 というカードです。
これはなかなかおもしろいカードセットです。
シリコンバレーに行ったときに、サンフランシスコ空港のMOMAショップで購入。
ロボットのSF的な世界がかかれていて、それを親と子でランダムに引いて、即興でお話の展開を交互に語るカードです。前の人の展開につなげて引いたカードで作り話をしないといけない。そういうどきどきと知的な創造性を引き出される面白いカードです。さらに面白いのは、これが外国語の製品であるにもかかわらず、日本人の子どもでも全く問題なく使えることです。説明書用のカード(1枚)をのぞけば、カードには言葉が一切書いておらず、印象的なシーン要素の絵だけで表現されています。その点でも素晴らしい出来だと思います。
正確には、このカードセットにはいくつかの種類がありまして、これは「Tell Me A Story - Little Robot's Mission http://www.geniusbabies.com/tell-me-a-story-eeboo.html 」というものです。御伽噺バージョンもありますが、そちらは、絵柄がやや西洋的な文化背景を必要としていて日本人の子どもには苦しいかもしれません。
次はそのすこしライト版、というべきか、もっと幼児向けのカードで「はじめてのかるた<Campus for kids>あいうえお60×60mm」というコクヨの製品です。"おはなしカルタ"とよばれたりしています。最近、生産終了してしまいました。
場面、人、などのカードがあり、そこにシールを貼ることができます。張るべきシールは一対一対応しているので正解探しに近いですが貼る場所やあえて違う解釈でシールを貼って、オリジナルのカードセットにもできます。幼児にはシールを貼って楽しい、お話し作って楽しいカードでした。
それからすこし変わったところで、植物カルタ、というものがあります。
これは、花と実の関係をたのしく学べるだけでなく、知識カードにもなっていて面白い構成です。やや、図鑑的な意味合いが強くて、遊び要素はすくないですが、カードを持って校外学習にでかけるのも楽しそうです。
以上、4つのアイテムでした。
シリコンバレーに行ったときに、サンフランシスコ空港のMOMAショップで購入。
それからすこし変わったところで、植物カルタ、というものがあります。
正確には「楽しく遊んで理科博士「植物カルタ」 http://www.popy.jp/other_materials/carta/05rika.html#konchu 」というものです。ミシン目を自分で切り離して使います。
いろいろと道具を駆使して、未来を担う子どもが楽しくもっと能力を育てられるように、更によい製品が登場するといいなぁと思います。