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創造系ワークの後のコツ

創造系ワークの後のコツ

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


アイデアワークショップを年間に何十回か行っていく中で、気が付く小さいコツがあります。その一つが「ワーク後のミニ作業」です。

  • ペア~グループで行う創造系のワークには、終わった後に「寸評会」タイムを【30秒~4分】ほど、取るとよい(そのペア~グループの中で)

  • 会場にいて行う個人ワークでは、終わった後に2、3分ほど"学びになったこと"を書き出してもらい、その後、隣人と1分ずつ「創出したアイデア&体験から得た学び」を紹介しあう時間を取るとよい

ワークショップでよく見るのはファシリテータが、会場からランダムに人を選び出し、その人に感想やしたことを簡単に発表をしてもらうというスタイルです。

これはこれでオブザーバやUstをしているならば画面の向こうにいる人にはうれしい方法です。私もよく、こういうスタイルをとります。

ですが、多くの参加者にとっては、"ふーん、あそこのグループはああやったんだな"ぐらいに終わってしまいがちです。(もちろん中には、それを聞いて多くの示唆を積極的に得るよう参加者の方もいますが。)

一方で、上の囲みのようにすると参加者の満足度がとても上がります。その後に続くグループ作業にとっても、グループの凝集性(≒仲良し度のようなもの)が上がり、ワークや学習の濃さを高めてゆけます。
 


石井の余談:

そういえば、周辺で嬉しい近況報告がありました。梅雨空も、鬱陶しさより、恵みの雨のようなものに思えてくるから不思議です。