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長期出張にビジネスラウンジを使う(リージャスを一年使ってみた)

長期出張にビジネスラウンジを使う(リージャスを一年使ってみた)

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

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全国への長期出張が多い。旅先どこでも仕事はしたい。しかし、ホテルのロビーなどでの作業には制限がある。そこである「ビジネスラウンジ」を一年ほど利用した。年会費は4万円程度。はたして見合ったのかを、書いてみたい。


率直な感想としては、年会費4万は結構なお値段、と思うものの、新幹線駅の近くで半日近く、仕事をしたい時が意外と多く便利だった。人によるが、私と似た仕事のスタイルの人十分に見合うだろう。

 


以下、詳しく述べる。


このサービスは「リージャス」という貸しオフィスのサービスの1つ。日本には主要な都市には結構リージャスがある。仙台駅の近くにもこのリージャスが一年前にできた。そこのマネージャーの方がたまたまアイデアプラントのアイデアワークショップの参加されていた。そのご縁からこのサービスを使い始めた。


当初は、仙台のビジネスラウンジを、新幹線の出発までに使うだけだったが、行けば、無料のコーヒーとLANがあり快適。


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そのうち、東京滞在時に、東京国際フォーラムで見たことを、急いで原稿を書いて送信しないといけないことがあった。"そうだこの近くにリージャスがあるんだった"と思い、有楽町のリージャスを使った。


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仙台のラウンジと変わらない居心地の良さで、気が付けば定時までずっとそこで仕事をしていた。

 

名古屋では、ホテルのチェックアウト後、午後の新幹線まで時間が空いてしまったので、ビジネスラウンジで仕事。場所によって、オフィスのデザインが違い楽しい。


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福岡では、ホテルを出た後、東京に移動するか、博多に留まるかの自由度があったので、一度チェックアウトした後、ビジネスラウンジにゆき、仙台とスカイプ会議などをして、総合的に考えて、今日のうちに東京へ入ろう、と思い、新幹線とホテルを予約して、ビジネスラウンジを飛び出す。

 

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新幹線駅から歩くかタクシーで1015分位の所なので、だいたい、何時の新幹線になら乗れるのかがわかるのがいい。

 

しかし、この時間を考えると、リージャスでなく、カフェでも良さそうなものだが、それでも、ビジネスラウンジがあれば、そこを使うようになった理由はなんだろう。いくつか挙げてみる。

 

  1. カードを持っていれば何時間でも利用無料。コーヒーやカフェラテも無料。
  2. イスと机を時間を気にせず使えるし、荷物を置いてトイレに行くときも安心。
  3. 速いLANなので、スカイプ会議やネットを使う作業がストレスなくできる。
  4. 駅からほどほどの位置にある(ただし、駅ビルの二つ隣のビルとか、1キロぐらい歩いた所にある)
  5. なんといっても「ただいま感」がある。

 

振り返ると、実は、5番目が大きい。自分のオフィスや馴染みのスペースに帰ってきたときの「ただいまー」感が、どことなくある。受付の方は非常に利用者へのホスピタリティーがあり、それでいて、キビキビと小気味よい対応をしてくれる。


初めて言ったオフィスでもカードを出せばすぐに利用開始でき、終えるときも、受付に行って"どうも"といえばカードを返してくれて、気持ちよく送り出してくれる。LANがつながらないとか、コーヒーマシーンなどの事で分からないことがあれば、気さくに明るく対応してくれる。この辺が、「各地に自分の場所がある」感を作っているように思う。

 

・・・

 

知り合いになった仙台のマネージャーの阿部さん。


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お話を伺うと、いろいろと、リージャスは面白い。

 

■いくつかのグレードがある(値段も違う)

リージャスの事業は、私のカードよりも1つ上のグレードの「貸しオフィス」がメイン。貸オフィスを借りている場所以外の所では、ビジネスラウンジが使える。

私のグレードは、全国のビジネスラウンジだけを使うもの。

更に下には、自分が指定した場所のラウンジだけを使うものもある。グレードに応じて値段は変わる。私のカードの場合、年会費は39,600円(税別)。その点について、阿部さんからもう少し詳しく教えて持った。 GoldCardには、3タイプある(下記、いずれも税別)

(1)33,600円(年間)
1都市のみ利用出来るタイプ
例)仙台の場合、仙台は1センターしかないので、1箇所のみの利用
例)東京の場合、16センターあるので、16箇所の利用が可能
(2)年間39,600円(年間)
日本全国利用出来るタイプ
(3)年間57,600円(年間)
世界中全てのリージャスが利用出来るタイプ

 

他のグレードなどについてもはWEBサイトで確認ができる。ただ、なぜかWEBサイトの表記はあまり細やかに書かれておらず、これだけでは正確な理解はしずらい。身近なラウンジを訪ねて様子を見つつサービス内容を聴くことが前提だからだろうか。

 

■電話対応代行もある

 

ラウンジにいると、受け付けの電話が頻繁になり、受付の方が様々な社名で電話をとる。実にすばらしい対応力で、電話を取り次いだり、売り込みの電話についての対処も。(英語でも対応できる)。アポなしの飛び込み営業マンをしっかりと、対処もされている。創業期の貴重な時間を、効率的に使えてこれはかなり良いだろう。(私のカードには含まれていない)


houmonkiroku1_Regus_sendai_02.jpgのサムネール画像 


■世界中にビジネスラウンジがある

 

当初「リージャス?あまり聞いたことがないな」と思ったが、世界の主要都市に1000以上のビジネスラウンジがある。各国のビジネスラウンジの利用が可能になる。(これは知らない都市で心強かろう)(私のカードは、先の3タイプでいうと国内用のものだった。)

 

■創業期のグーグルも居た

 

なんとなく、すごい。(気がする)。

 

・・・

 

 

最後に39,600円(税別)、つまり、41,580の値段があったら他に何ができたかを考えてみた。

 

  • 貸会議室 1時間(5,000円) 8
  • ホテルのチェックアウトの延長 2時間2000円 20
  • カフェ 1600円 69
  • コインロッカー(大) 500円 83

 

私は平均すると、長期出張で3回ぐらいは使う。年間では30回程度使っている計算になる。だいたい、1回の利用コストは、1,400円という所になる。

 

2時間いて、3杯(エスプレッソ、カフェラテ、コーヒー)飲んで、無線LANと電源を使って仕事をする。知らない街でも、ほっとできる。それで1,400円であれば、割と悪くない。(出張が少ない人だともったいないかも)


・・・


最後に私案。この辺の金額感をもとに、出張者用に「セルフの飲み物、無線LAN、電源、2時間、1,400円」を提供するカフェがあったら、と思った。(マンガ喫茶があるのかもしれないけれど、スカイプ会議をするのは周りの方の迷惑を考えるとちょっとはばかられる)。各地のホテルのラウンジなどにこうしたパックができないだろうか。