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アイデアの質、その見方と質の挙げ方

アイデアの質、その見方と質の挙げ方

石井 力重

アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。

当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


先日、ある打ち合わせで、質問をされて、しゃべった事をまとめてみました。

「ブレストや社内公募でアイデアが沢山得られた後、「質」を上げるには?」に困ることがあります。アイデアを発展させるときに3つの視点を持っておくと、便利です。


ポイント「アイデアの質、その見方と質の挙げ方」

三要素(Creative Productの三要素)

 1)新規性、2)有用性、3)実現性

でチェックする。

新規性、発展の方法
  • 既存をつぶさにみて行く
  • 三年でできるように仕様をスペックダウンする

有用性、発展の方法
  • 顧客、顧客の顧客、にとっての有益性を列挙する
  • 製造コストなどがかかりすぎ、売価が価値を超えないか、などをチェックする

実現性、発展の方法
  • 経済的な可能性ーー市場、収益、ビジネスシステムーーを描き出す
  • 技術的な可能性ーー技術的にどうすれば可能か、量産するには、現場での実効性をあげるにはーーを描き出す。

これらを包含して、実際的に企画企業で行うのはPPCO(良い面と潜在可能性のブレスト→懸念事項の列挙→対策案ブレスト)である。上記はPPCOの部分な実施と重なっている。

モノ系の場合、実現性を上げるには、TRIZ発明原理(~智慧カード)が良い事が多い。


・・・

最後の所が、自分の道具(智慧カード)をコメントしているので、ちょっと気が引けますが、基本的には、問題解決(特にモノ、機構系)の問題解決策を発想するには、TRIZ発明原理はとても便利です。先日も、その打ち合わせの場で、簡単にTRIZの発想のガイドを提示してその場のメンバーでそれを示唆にして発想してみると、結構な量のアイデアが出ました。問題を解決するいくつもの方式が考案されました。




追記






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