誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。
旅アプリで、10万円を狙ってみませんか?
»2012年5月 7日
力重の「ブレインストーミング考」
旅アプリで、10万円を狙ってみませんか?
アイデアプラント 代表。著書に『アイデア・スイッチ』。専門領域は「創造工学」。クリエイティブ・リーダを助ける道具を作っています。
当ブログ「力重の「ブレインストーミング考」」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/ishiirikie/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
本日、誰でも挑戦できる、新しいコンテストが公示されました。「スマホアプリが旅を変える!AppCon EAST JAPAN」というもので、概要はWEBサイトからも見ることができます。
AppConのサイト http://fandroid-ej.org/appcon/guideline.html
アプリコンテスト、アイデア募集イベントが最近よく開催されています。一昔前なら、ビジネスプランコンテストが花盛りでしたが、最近の起業がITで、それも少人数でできるようなスタートアップに多いこともあって、アプリ開発やアプリ企画の領域で、いろんなコンテストがよくひられています。
そういった中で、このコンテスト、面白いのは、通常の「アプリ部門」、それから、アプリがなくても応募できる「アイデア部門」に加えて、アイコンとネーミングだけで応募できる「アイコンデザイン部門」があることです。(※1)
(※1:正式名称は、アプリ/Webサービス開発部門、アイデア企画部門、アイコンデザイン部門、です。)
アイコンデザインは、まさにアイコンのデザインとアプリ名だけを応募できるので、アプリを作ることはおろか、アプリアイデアを考案してアプリ概要を述べる資料を作る必要もありません。アプリの市場特性から、「アイコン」と「ネーミング」の大事さは、みな切に感じているところですが、エンジニアリングの能力とそういう感性的なテイストを醸す能力というはまた別で、できればそういう才能同士が組めるといいのですが、このコンテストは後者に脚光を当てることで、そういう才能の発掘や、エンジニアチームとの接触の可能性を高めるという趣旨もあります。
ところで、中身も決まっていないアプリのアイコンとネーミングを作るって、無茶言うなよ、という声も聞こえてきそうですが、その辺はWEBサイトを引用すると以下のようになっています。
【テーマ】旅に出かけたくなるような便利なアプリ!アイコンの「デザイン」と「アプリ名(タイトル)」を募集します。スマートフォンのマーケットでは、「旅行」というカテゴリがあります。「旅に出かけたくなるような便利なアプリ」は、旅行のカテゴリに分類されることから、旅行カテゴリの一覧に並んだ時に、(中略)選んでもらえるような、注目度(アイキャッチ性)の高いアイコンの「デザイン」と「アプリ名」を考え、チャレンジしてみてください!
旅と言えば、アプリとして既存にある旅もののアプリのアイコンとネーミングをヒントにし、リ・デザインして、リ・ネイムして、応募してみてもいいでしょうし、こんなアプリがあったらいいな、という理想のアプリを想像してそのためのアイコンとネーミングをしてもいいでしょう。あるいは、このコンテストで優勝しそうな(実際に動く)アプリってどんなものだろう、それを自分なりに想定して、デザイン&ネーミングをしてもいいでしょう。
なお、一年前、公開型のアプリ・アイデアワークショップで行ったことがあります。その時のアイデア発想手法のスライドがあります。
このスライドだけを見ても解釈が多様になるでしょうけれど、もしピンとくる発想の着眼点があればぜひお役にたててもらえましたらば幸いです。
なお募集期間は本日から、7月20日までです。アイデア部門でも、デザイン部門でも、あるいは、本格的に開発アプリ部門でも、ぜひ、ご興味あればぜひトライしてみてください。
補足1:アイコンデザイン賞は、賞金3万円です。(大賞は10万円です。)
補足2:このコンテストは、東北・仙台に拠点があるFandroid EAST JAPANが主催しています。(昔のブログで報告しましたが、私石井が理事長をしています)。この運営プロジェクト(AppCon EAST JAPAN)の動きを横で見ていたので、ここにあまりに内部的なことを書いてしまわないように配慮しつつも、石井の通常のスタンスとして、アイデア募集イベントの紹介としてこのブログに書かせてもらいました。