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手書きタブレットenchantMOONは思考ツールとしてのデジタル機器の考え方を変えてくれた

手書きタブレットenchantMOONは思考ツールとしてのデジタル機器の考え方を変えてくれた

伊藤 浩一

モバイル情報ブロガー。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行う。特に、日本で初めてのWindows Mobileスマートフォン「W-ZERO3」への思い入れは強い。

当ブログ「僕がモバイルを愛する理由」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/itokoichi/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


モバイルを愛してますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

UEIより発売した手書きタブレットenchantMOONを毎日愛用しています。発売の遅れや、動作の不安定さなどで、一筋縄ではいかない端末ではありますが、毎週のようにリリースされるアップデートで、安定感が増したような気がします。アップデートという作業をすると安定するという思い込みかもしれませんが。

WP_20130831_014.jpgのサムネール画像

enchantMOONは手書き機能だけでなく、いろいろな機能を搭載しています。しかし、私自身は、プログラムやシールの活用はまだ行っておらず、カメラ機能やブラウザも使っていません。何に使っているかというと、手書きメモのみ。今まで、メモは、スマートフォンでEvernoteに取ることが多かったのですが、手書きでenchantMOONに書くようになって、少し思考方法が変わってきたような気がします。

真っ黒な画面に、とりあえずキーワードを並べて、関連付けながら埋めていく、そんな方法をとるようになってきました。手書きならではの、図や線を使いながら、自由に関連付けをして、肉付けをしていきます。一つのアイデアの種から、大きな木になるようにまとめていきます。

白紙のノート、原稿用紙、パソコン、スマートフォン、とツールが変わる度に、実は思考スタイルは変化しているのかもしれません。その思考スタイルを変えることで、新しいアイデアの生まれる可能性も増えるのではないでしょうか。

enchantMOONは、手書きタブレットでありながら、思考ツールとしての意義を考えさせてくれる端末です。

特に何か機能を利用する訳でもなく、毎日持ち歩いて、メモをするだけ。高機能なスマートフォンやタブレットで、リッチなコンテンツを楽しむことに慣れていた私にとって、とても新鮮な端末です。