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SIMフリーiPhone 5は日本で使い道はないのか?(第38回)
»2012年9月26日
僕がモバイルを愛する理由
SIMフリーiPhone 5は日本で使い道はないのか?(第38回)
モバイル情報ブロガー。モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行う。特に、日本で初めてのWindows Mobileスマートフォン「W-ZERO3」への思い入れは強い。
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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。
iPhone 5がソフトバンクとauより発売されて盛り上がっていますが、私は個人的な事情からiPhone 5はSIMフリー版を使いたいと思っています。何故そんな面倒なことを考えているかというと、電話機能をメインに考えているためです。私の職場が、ソフトバンクとauの電波が入りにくい環境にあり、電話機能を考えるとドコモを使いたい状況です。さらに、電話機としてのiPhoneは、他のスマートフォンより安定しているため、iPhoneを使いたい。この事情で、SIMフリー版のiPhoneという選択になりました。
現在は、iPhone 4のSIMフリー版にドコモのSIMを挿して使っています。発売されたのは、2010年なので、もう2年使っています。故障知らずで、まだまだ使えますが、そろそろ新機種にしたいところです。iPhone 4Sはパスして、今回のiPhone 5の発売を楽しみしていた点もあります。
しかし、今回のiPhone 5のSIMフリー版は、日本で使うには非常に厳しい状況になっています。まず、SIMサイズがNano-SIMになってしまったこと。これに関しては、禁断のSIMカッターなる道具にて対応は可能です(ただし、SIMのカットは自己責任であり、SIMは貸与品と考えるとイリーガルな方法です)。さらに、高速通信LTEは、ドコモのXiには対応せず、ドコモで使うには3Gのみとなってしまいます。まあ、この点に関しては、現在も、iPhone 4にXiのmicroSIMを挿して、3G通信で利用していますので、個人的には問題のないことになります。
さて、一番の問題は、FOMAのプラスエリアに非対応ということです。ドコモのメリットである通話できる範囲が広い、ということが、なくなってしまいます。元々、SIMフリーiPhoneをドコモで使っている理由が、電話として電波が安定している、ということからでした。この点がないとなると、iPhone 5を使うより、FOMAプラスエリアに対応しているiPhone 4を使っていた方が、電話としては使いやすい、ということになってしまいます。
SIMサイズとLTEに関しては想定内だったのですが、このFOMAプラスエリア非対応というのは全くの想定外でした。SIMフリーiPhone 5が必要な理由が根本から崩れてしまいました。
まあ、それでも使い方はないわけではありません。例えば、FOMAプラスエリアを使う電話機としてGALAXY NEXUSなどを利用して、iPhone 5のSIMフリー版は通信専用端末として、IIJmioなどの月額1000円以下の安いSIMで運用する、という考え方もあります。しかし、通信専用で使うならiPod touchでもよいのでは?なんて考えてしまったりします。
SIMフリー版のiPhone 5は、何とも悩ましい端末になってしまいました。他のユーザーの方の使い方に注目していきたいと思っています。
iPhone 5がソフトバンクとauより発売されて盛り上がっていますが、私は個人的な事情からiPhone 5はSIMフリー版を使いたいと思っています。何故そんな面倒なことを考えているかというと、電話機能をメインに考えているためです。私の職場が、ソフトバンクとauの電波が入りにくい環境にあり、電話機能を考えるとドコモを使いたい状況です。さらに、電話機としてのiPhoneは、他のスマートフォンより安定しているため、iPhoneを使いたい。この事情で、SIMフリー版のiPhoneという選択になりました。
現在は、iPhone 4のSIMフリー版にドコモのSIMを挿して使っています。発売されたのは、2010年なので、もう2年使っています。故障知らずで、まだまだ使えますが、そろそろ新機種にしたいところです。iPhone 4Sはパスして、今回のiPhone 5の発売を楽しみしていた点もあります。
しかし、今回のiPhone 5のSIMフリー版は、日本で使うには非常に厳しい状況になっています。まず、SIMサイズがNano-SIMになってしまったこと。これに関しては、禁断のSIMカッターなる道具にて対応は可能です(ただし、SIMのカットは自己責任であり、SIMは貸与品と考えるとイリーガルな方法です)。さらに、高速通信LTEは、ドコモのXiには対応せず、ドコモで使うには3Gのみとなってしまいます。まあ、この点に関しては、現在も、iPhone 4にXiのmicroSIMを挿して、3G通信で利用していますので、個人的には問題のないことになります。
さて、一番の問題は、FOMAのプラスエリアに非対応ということです。ドコモのメリットである通話できる範囲が広い、ということが、なくなってしまいます。元々、SIMフリーiPhoneをドコモで使っている理由が、電話として電波が安定している、ということからでした。この点がないとなると、iPhone 5を使うより、FOMAプラスエリアに対応しているiPhone 4を使っていた方が、電話としては使いやすい、ということになってしまいます。
SIMサイズとLTEに関しては想定内だったのですが、このFOMAプラスエリア非対応というのは全くの想定外でした。SIMフリーiPhone 5が必要な理由が根本から崩れてしまいました。
まあ、それでも使い方はないわけではありません。例えば、FOMAプラスエリアを使う電話機としてGALAXY NEXUSなどを利用して、iPhone 5のSIMフリー版は通信専用端末として、IIJmioなどの月額1000円以下の安いSIMで運用する、という考え方もあります。しかし、通信専用で使うならiPod touchでもよいのでは?なんて考えてしまったりします。
SIMフリー版のiPhone 5は、何とも悩ましい端末になってしまいました。他のユーザーの方の使い方に注目していきたいと思っています。