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学校ICTが3割の子供を救う

»2010年10月31日
マーケターの失敗録(T_T)

学校ICTが3割の子供を救う

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

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学校ICTを利用して、子供たちが情報活用力を養う取組みが国を挙げて行われています。 でも、正直学校の現場では、一体どのような活用方法で行われているのでしょうか?
 
某都内の小学校では、 ICTの活用、特にパソコンを活用することで、飽き症な子供たちへ質の高い授業を提供されています。 大きく括ると、先生方はパソコンで "体験の代行" を行い、そして子供たちに "動機づけ" を与えれるという考えをお持ちです。

例えば、家庭科の授業の際に、あらかじめカメラで撮影された正しい包丁の使い方、悪い例の使い方、の2つの画像を見せます。  子供たちは、その画像を通して体験の代行を行い、良い・悪いの比較学習ができます。

又、理科の授業では、NHKのオンデマンド配信で月と宇宙について観賞します。 学校ではなかなか表現できないリアルな映像を見て学習する方法は非常に効率的です。

最も動機づけし易いのは、体育の授業です。 デジタルビデオカメラで撮影した正しい姿勢で跳び箱を飛ぶ子供たちの映像を見せます。その映像を見て、 "あ、おれでも出来るんだ" と思ってもらうようにします。なかなかうまくできない子供たちには、成功している映像を見せながら、具体的に先生が指摘を行います。 コツは、オリンピック選手のような憧れの存在ではなく、隣のクラスの○○ちゃん、といった身近な例が最も動機づけに良いようです。

実はここで気付く点があります。活用例のほとんどが、ICT単体で完結されている点です。 せいぜい、カメラ、テレビとの連携くらいです。電子黒板、大型テレビ、書画カメラ、パソコン、サーバー、さらにはインターネットもありますが、理想的な相互補完の使用方法は、残念ながらまだまだです。

自分がよく使用するソフトフェアを快適に見れるパソコンを選択し、その満足度の質を向上させるために3D等の技術を組み合わせ、時には日頃から使用しているテレビやカメラとの連携を行う。 それら全てがインターネットで繋がっている。それら全てが1つの商品・サービスになってはじめて互いの価値を高めれるはずと自負してます。 

小学校では、大体7割の子は先生の話を聞くようです。逆に残り3割は聞かない子供たちです。つまりすぐ飽きる子供たちです。そこでワタシは思いました。願わくば、子供たちへ動機付けが行えるパソコンが、残り3割の子供たちを救う正義の味方であってほしいです。