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外資系企業で働くと見える未来の仕事環境

外資系企業で働くと見える未来の仕事環境

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

当ブログ「マーケターの失敗録(T_T)」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kazunobuseto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


外資系企業でグローバル展開している組織を客観的に見ていると、今後個人としてどうビジネスに貢献したいのかが見えてきます。

この話をしたくなったのは、小学校時代の同級生と会話をしたのがきっかけでした。彼の仕事環境は私が理想とする形に近いものでした。

彼はオーストラリアに在住し、自身の思いをビジネスを通じてアジアと米国に展開してます。 "Cross cultural brand marketing consultancy" と名乗る通り、多種多様なバックグランドを持つ人材が、互いの良い部分を組み合わせ、顧客に最適な価値を提供してます。

人材配置に関しては、当然その国に1人のスタッフ、なんてことはありません。世界地図を広げ、アジア各国、米国を面で眺めています。例えば、企画はオーストラリア、制作は米国、協業は日本と、グローバルを1つの組織と見ています。

国の中に分散したほうが地域密着度は高くなりますが、それは一時的なものであり、全体で1と考えるグローバルのほうが有利です。

国境が無いビジネス市場で、縦横無尽に各国を股にかけ、深く攻撃する場合は現地スタッフと協業する。結果的にビジネスを通じて価値を提供し、社会貢献できる仕組みは、私が望んでいた姿でした。

彼の名前は作野さん。同級生でこんな話ができるなんて、なんだか嬉しくなった今週でした。これが彼の会社です http://thedoq.com/index.html


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ナショナルジオグラフィックが提供する世界地図です。結局全ての国はローカルになるわけです。

200カ国近くある国ごとに経営資源を投資するのは効率が悪いです。なので多くの企業は地域で経営資源を集約しています。

例えば、アジア・パシフィック、又はアジア・パシフィックアンド "ジャパン" など、たまに日本だけ独立している場合も。

日本は過去自国だけで経済発展してきたので、独自の言いわけが通用してきました。しかし、いまより国境がないビジネス市場になると、その独自の言いわけは通用しなくなります。

各国横一線で比較されます。同じ数値で比較されます。もはや数値が落ちた原因が日本固有の問題です、とは言えなくなります。いや、むしろ言うと馬鹿にされます。当然国固有の問題は消えることはありません。でも、数値が落ちた第一の原因とするべきではないです。


国際競争力ランキング.jpg

国際競争力指数です。Global Competitiveness Report 2012-2013

ひょっとしたら、まだ日本はアジアで1番だと思っている人がいるかもしれませんが、アジアで1番国際競争力があると評価されているのはシンガポールです。ビジネスの基礎環境が優れているからです。

グローバルで単一システムのもと、頭脳はシンガポール、実行部隊は各国の現地スタッフ、という構図がすでに出来上がっています。

外資系で働いていると、ざっくりグローバル組織と絡みます。国ではなく地域でビジネスを展開する人と接する機会が多くなります。

統一されたインフラが整ってきている今、あなたの周り全員が外国人になる日は近いです。

そんな時代になったとき、個人としてどのようなポジショにいたいのか?

この質問の答えを用意しておくことで、日頃の行動も変わってくるんじゃないでしょうか。