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【CoIT】テクノロジーの流れは個人から企業へ

【CoIT】テクノロジーの流れは個人から企業へ

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

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Photo:http://singularityhub.com/2013/03/14/beforeafter-comparison-of-pope-announcement-shows-incredible-proliferation-of-mobile-in-just-8-years/

"PwC Global 100 Software Leaders" を読みました。PwCさん、ありがとうございました。大変参考になりました。

調査では大きく3つの変動が業界で同時に起こっていて、数値と取材による解説からなるものでした。

1.Shift to Cloud-Based Service(クラウドサービスへの移行)
2.Explosion # of Mobile Devices(モバイル機器の増加)
3.  Consumerisation of IT(個人のIT消費)

詳しくは原文:100 Global software leaders

特に3番目の "Consumerisation of IT" が個人的に全ての話が通る大きな変革を表す言葉だと感じました。

以下、PwC調査と自身の思いを混ぜて4つに整理してみました。どうか楽しんでやってください。

Consumerisation of ITとは?
意味を日本語で言うと"個人のIT消費"です。個人で使えるクラウドサービスが増え、テクノロジー能力が高い人が多くなりました。ソーシャルネットワーク(On/Off)で強力な専門集団とつながっていたり、ネット検索を通じて情報をインプット、アウトプットするスピードが速くなりました。その速さを職場でも活用する、つまり個人の環境自体を吸収する方向性が出てきました。

この流れを "Consumerisation of IT" と呼びます。

個人で使えるクラウドサービスが増えると?
例えば私が主に使用しているクラウドサービスです。

スマホ: iPhone, BlackBerry タブレット: iPad ソーシャルネットワーク: Facebook, Twitter, LinkedIn, Printerest, MakaMaka メール: Gmail, Hotmail その他: DropBox, Google Apps, Do.com, SlideShare, Ginger

スマホ、タブレットの登場で、パソコンとの境目がなくなりました。パソコンをそのままスマホとして持ち出せるようになり、自宅と職場間の効率を目的にBYOD(Bring your own device)という考え方がでてきました。

今後、2016年までに約40%の会社は従業員にネットにつながるデバイス提供を止める(By Gartner)という調査も耳にします。

従来の販売方法か?クラウドサービスか?
Consumerisation of ITの流れによって、テクノロジー能力の高い人が増え、ユーザ部門の人がアプリ上で過ごす時間が増えてきました。

それに伴い、ビジネスモデルそのものを変化させる必要がでてきました。従来のパッケージ販売形式か?クラウドサービス(SaaS)からアプリを借りる形式か?

2016年までに71%の会社組織はSaaSを使用し、ソフトウェア合計収入の24%に達する(By Gartner)という調査が印象的でした。

ユーザ部門にIT選択機会が高まる中、企業はユーザ部門へ直接接触する必要が出てきています。どちらのビジネスモデルが有効か?

多くの企業はジレンマにあるようで、しばらくはこのハイブリッドが続く可能性が高いようです。

大手企業は行動しているか?
スタートアップで事業を開始させることに関わると、クラウドサービスはすごく重宝します。では、大手企業はどうでしょうか?

"Adobe Creative Cloud" が大きな動きです。


私はAdobeユーザ約歴15年です。当時はPhotoshop4.0を愛用してました。Photoshopのお陰で広告賞をいただいた思い出もあります。

Adobe Creative Cloudは月額US$19.99-S$66でアプリを借りる感覚になれます。コスト面然り、最新機能へアップグレードの心配も和らぐと思います。

ただ、機能を常に最新にしなくてもいい人もいるでしょう、と言うのは私の地元でデザイン業を営む友人、Adobeユーザ歴17年の北村氏。
 
テクノロジーが高価で専門的だった時代は、企業向け製品から実用化されました。インターネット、コンピュータなどはまさにその代表例です。

今 "Consumerisation of IT" によって、テクノロジーは個人から企業へ流れています。皆さんの使用するクラウドサービスが、企業での働き方を変え、企業が個人に接触する方法を変えてます。