誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

夢見る1人1デバイス

夢見る1人1デバイス

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

当ブログ「マーケターの失敗録(T_T)」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kazunobuseto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


medium_10412585943_2.jpg

photo credit: http://creativecommons.org/licenses/by/2.0/

 

ひょっとしてあなたは、会社、外出先、そして自宅など、働く場所が変わるごとに、デバイスをスマホにしたり、タブレットにしたり、パソコンにしたりと、その時の技術的なハードウェア、ソフトフェアの制限を受けながらデバイスを使い分けていませんか? 

デバイス人口76億人を超える

幸か不幸か、私たちはネットにつがったデバイスのおかげで、働く場所と時間を自由に選べる最高の贅沢を手にしました。その自由に沿って、デバイスの数も増えました。今年末にはネット接続されたデバイスが世界人口の76億人を超えます。4年後2018年には102億台まで増えます。それに伴い、1人が利用するデバイスの数も増えます(参照元:CISCO)さて、あなたは日頃何台のデバイスを利用していますか?

私の友人は9台のデバイスを鞄に入れて持ち歩いています。私個人においては、iPhone、iPad、スマホ、そしてSurfaceの4台を持ち歩き、状況によって使い分けています。友人の9台よりはましですが、それでも私の鞄は重く、両肩にズッシリとのしかかります。だから思うのです。デバイスは増やすのではなく、数を減らしたい!と。

残念ながら、まだ人の1日の行動様式全てを設計に取り込んだデバイスは存在しません。でも、もしも1人の人生に、1つのデバイス、のような発想があるとしたら、一体どれだけの時間とお金を削減できるでしょうか?どれだけ私のポケットの膨らみが減り、見た目がよくなることでしょうか?

所有するデバイスを減らす発想

複数のデバイスを利用して、生産性を向上させよう!という発想は幻想だと思っています。世の中にデバイスの数は増えていますが、逆に所有するデバイスを減らす発想を応援しています。

日頃から愛用している私のiPhoneは、その優れたユーザーインターフェイスで、仕事の合間に手軽に気分転換できる優れものです。一方で、会社で利用するパソコンはWindowsです。デバイスが変わっても、できるだけ使い慣れた1つのユーザーインターフェイスを利用したい気持ちは私だけではないはずです。例えば情報システム連携となると多くの場合OSの違いが障壁になります。最近は、競合同士であっても互換性を持たせる動きはあるものの、複数のデバイスを利用することは、経営目線で見た場合、生産性の向上どころか、投資額が2倍、3倍と膨れ上がり、情報の連携面から不必要な作業に大事な社員の生産性は奪われるかもしれません。 

とはいえ、きっと明日も私の鞄の中には、複数のデバイスが入っていることでしょう。デバイスの数が増えるほど、種類が増えるほど、「1人生に、1デバイス」を夢見るのでした。