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分からないジョークに愛想笑いをしない。

分からないジョークに愛想笑いをしない。

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

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ワタシは日本語でジョークをほとんど言えません。しかし、英語ならわりと簡単に言うことができます。

これは、日本語の場合、そのニュアンスを正確に理解しているが故に、無意識に抵抗感を感じ、ついつい破目をはずすことができないのに対し、英語ならニュアンスを十分に理解できていないので、かえって平気で話すことができるのではないかと思っています。

加えて、日本語でのジョークの場合、反応が非常にドライです。寒っ!面白くない!帰れ!等の評価が即返ってきます。世界一ジョークに厳しい国は日本かもしれません。

 

ジョーク.jpg先週バンコクでアジア・パシフィック (計11カ国参加) のマーケティング会議がありました。その会食の場で、ワタシもいくつかのジョークに遭遇し、そして自らもジョークを試してきました。

良かったのは事前に "早坂隆氏の世界の日本人ジョーク集" を予習していたことでした。本に書いてあることを実践してみると、これがなかなかでした。その一例です。

"最新PC"
Mede in Japanの最新PCが発売された。テレビCMではこう宣伝された 『このPCを使えば、あなたの仕事は半分になります』 それを聞いていたイタリア人がボソリとこうつぶやいた。 『明日、このPCを二台、買おう』

"オフィス環境の違い"
質問: なぜ日本のオフィスでは、静かにしなければならないのか?答え: みんなが仕事に集中し、没頭しているから。質問: なぜイタリアのオフィスでは、静かにしなければならないのか?答え: みんなが寝ているから。

人生を気楽に楽しむ幸せ者って感じがするイタリア人が想像できる人に対して効果を発揮するジョークだったと思います。今回は特に、日頃イタリアと多く接している台湾人に受けました。

"喧嘩の発端"
ある時、日本人と中国人が殴り合いの喧嘩をしていた。やがて警察がやってきて仲介に入った。中国人が口を開いた。 『とにかく無茶苦茶な話なんですよ』 中国人は続けた。 『そこの生意気な日本人が、私に殴り返してきたのが喧嘩の発端なんです』

これを思い切って中国人に話してみると、広い心の持ち主だったのか、特徴を良く掴んでいると大笑いしてくれた。それをきっかけに、国内のグーグル事情や一人っ子政策の裏側など、実に興味ある話へと繋げることができました。

一方、外国人と話をしていると、ジョークが分からないことがよくあります。言葉が通じないことに原因することもあるでしょうが、ジョークの前提となっていることがらについて、知識がないために、分からなくなっている気もします。

そんな時、ワタシもその場に合わせて笑うこともありましたが、愛想で笑っているのはすぐ見抜かれます。後で、意味分かる?と聞かれたりします。

国際戦場で、いい加減な人間と思われないためにも、分からないジョークに愛想笑いしない。分からなければ聞けばいいのです。聞くことで、会話も広がります。

最後にジョークに対する代表的なジョークを参考までに。

フランス人: 終わらないうちに笑いだす。イギリス人: 聞き終わってから、もっともらしく笑う。ドイツ人: 翌朝になってから笑う。日本人: 意味が分からなくてもお付き合いで笑う。