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タブレット、一体誰が使ってんの?

»2011年11月26日
マーケターの失敗録(T_T)

タブレット、一体誰が使ってんの?

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

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(日経トレンディー) 2011年ヒット商品に選ばれたタブレット。昨日もタブレットが普及する領域についてセミナーを行い、いろいろな方からお話を伺う機会を得ました。

今年を振り返ると、タブレットはそれなりに騒がれました。

でも、正直パソコン周辺領域内で使用している人って少ない気がします。 だから、仕事周りでもタブレットって、一体誰が使ってんのか?と思ってしまいます。

大体、普通はパソコンとスマホがあればほとんど、いや全てこと足りてしまう世の中です。

Androidケータイの登場により、ガラケーからスマホへの乗り換えも進んできました。今までパソコンもまともに触ってきていない人が、スマホッだ!スマホッだ!って言ってます。ごく少数派の人がタブレットと小声で言ってます。

理由の1つが、Androidの存在です。オープンソースであるAndroidは、優れたユーザーインターフェイスで人々の心を掴んだ元祖鎖国モデルiOSではありえない、ユーザーインターフェイスのカスタマイズができます。共にハードウェアメーカーを選ばないWindows連合軍の地位を脅かす存在となってます。

今日、全く異なる戦略をもつプラットフォームが、スマホ、タブレット、パソコンという端末を横断して戦争してます。

中でも、面白い存在なのがスマホとパソコンの間にはさまれてるタブレットです。見る人が多ければ多いほど、完成度が高まるオープンソースのAndroidを武器に、今後もますます普及する端末・・・

のはずなんですが、パソコン周辺領域内でタブレットの普及率が少ないです。 じゃ、みんなどこで使ってんでしょうか?

 

無題.png

 

パソコンに汚染されていない領域です。

いままでガラケーでインターネットに接していた領域の人たちです。

日本市場が特殊と言われる理由の1つに、 パソコンに詳しい領域と、ガラケー中毒領域の2つが分かれて存在します。 タブレットは、この後者に対して能力を発揮します。

理由は単純です。だって、ガラケー領域からめんどくさいとか、難しいと思われているパソコン操作よりも、 取扱説明書も要らないタッチ操作ができるタブレットのほうが簡単だから。

昔、キーボード文化を日本へ広めるのに苦労した、と大先輩から聞いたことがあります。紙に筆で手書きをしていた時代から、キーボード文化に馴染めたワタシたちはとても幸運です。

タブレットは、そんな便利なキーボード文化を受け入れることが出来なかった領域に最も効果的です。キーボード文化が日本より進んでいる北米より、日本はまだキーボード文化に馴染めていない領域が存在します。ここは、タブレットにとってまだ真っ白な領域です。

紙と筆から、ガラケー (親指) でインターネットへ。そして、パソコンを越えて一気にタッチ操作ができるタブレット。 個人というよりも、特定の利用需要があるオフィス・オフィスしてない中小企業こそタブレットをもっと試すべきです。