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TVCMに1億円、SNS分析に10万円。

TVCMに1億円、SNS分析に10万円。

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

当ブログ「マーケターの失敗録(T_T)」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kazunobuseto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


 

マイノリティ.jpg

 

トムクルーズのマイノリティ・リポートをDVDで楽しみました。

映画の世界は、私たちがいまだ馴染めないリアルタイムの世界を超え、近未来予測の世界が展開されています。

(人というITが) 人間の感情をもデータ変換し、未来の予測材料としてます。例えば "16分後に彼は殺人を犯す!" なんてことを予測するのです。

まだ殺ってもいないのに、逮捕されるのはたまったもんんじゃありませんが、あらゆるデータ取得・分析結果から、瞬時に未来を予測しています。

現実世界の言葉で表現すると、あるゆるデータとは、 (きっと) 人間味ある感情データも含みます。これぞ、言葉だけは知ってるけど、実態がよく分からない "ビッグデータ" の課題の1つです。

 

 

非構造化グラフ.jpg

 

 

これはデータの種類を2軸に分けた絵です (ある調査を若干編集)

数値で表現できる構造化データは、日本は88%とよく拾えています。ここはさすが我が国です。しかし、ソーシャルメディア等の非構造化データは、2%程度とまったく拾えてません。

一方、米国は日本ほど構造化データは拾えてないものの、非構造化データは日本よりも拾えています。中国と比較しても、日本は劣っています。

だから、ワタシたち日本は、この人間味あるソーシャルメディア等の非構造化データを拾って、分析するべきです。もっとITで。TVCMに1億円、ソーシャルメディア分析に月々10万?こんなんじゃいけません。

そして、右上の赤い◎に達し、それを高速に分析できたとき、ビッグデータを戦略的に活用できていると言えるんじゃないでしょうか。金はいっぱい必要だけど。

ITを活用したデータ分析は、決して情報システム部の仕事だけではありません。マーケティングがもっと積極的に行うべきです。

広告打って、無理やり売上貢献に結び付けているマーケティングこそ、 "そうじゃないか" と、思っていたが裏づけがないためビジネスに生かせなかったようなデータを拾える仕組みを真剣に考えるべきです。

もし、構造化データに加え、人間味ある非構造化データを拾い、それらを高速に分析できれば、映画までもはいかずとも、近未来予測に近づけるかもしれません。