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本音を言えないソーシャルメディア。

本音を言えないソーシャルメディア。

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

当ブログ「マーケターの失敗録(T_T)」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kazunobuseto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


毎度勉強させてもらっているIBM社の最新調査がリリースされました。64カ国、1700以上のCEOへ調査したものです。 "2012 IBM Global CEO Study"

その中で、ソーシャルメディアについての項目がありました。最も利用する顧客接点とは?という質問で、現在と未来の傾向が分かる聞き方をしています。こちらの図をご覧ください。

 

 

質問.jpg

 

現在、顧客接点が1番高いのは、面と向かって会話する1 x 1形式で80%でした。逆に顧客接点が1番低いのはソーシャルメディアの16%でした。しかし、ソーシャルメディアは3-5年後は57%まで向上していました。

ようやく世界のCEOたちがソーシャルメディアに期待感を出し始めました。詳細は "こちら"。Registerしてデータ取得できます。日本語での概要は "こちら" が分かりやすいです。

そんなCEOたちの期待とは裏腹に、ソーシャルメディアには問題もあります。

先日5月18日に新規株式公開 (IPO) を果たしたばかりのMark Zuckerberg氏率いるフェイスブック絡みの実例をご紹介します。

先日、私の友人Aが2週間海外旅行に行きました。実にうらやましい話です。楽しい企画を練って、思い出に残る出来事をたくさん行いました。そして、その出来事を伝えたいと思い、フェイスブックで共有しようとしました・・・が、結局友人Aは何も共有しませんでした。

なぜか?

友人Aの友達リストには、学校の同級生、会社同僚、競合他社、家族、名刺交換を1回しただけの人たちなど、プライバシーが無防備な状態だったからでした。

別の実例です。

私の友人Bは、子供の野球クラブの父兄会で絡みがある人から "ねぇ、フェイスブックやってる?今度見つけるからよろしくね~!" と、言われたそうです。

でも友人Bは、その人と絶対に友達になりたくありませんでした。だから、フェイスブックで見つけられないように、本名を変更しました。言いたいことが言えるネットワークを守るために。

どんどん友達リクエストして、多くの人とつながるという意味では、フェイスブックは最適なツールです。でも、単純にたくさんの人とつながる、という意味だけでソーシャルメディアの利用価値が高まるわけではありません。

世界のいろんな人とはつながるも、実は今、本音が言えなくなっています。きっと、フェイスブックからどんどん枝分けれしていくんでしょうね。SNS、今後も楽しみです。