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ビジネスインテリジェンス + 出たとこ勝負

ビジネスインテリジェンス + 出たとこ勝負

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

当ブログ「マーケターの失敗録(T_T)」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/kazunobuseto/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


相変わらず情報とか、モバイルとか、そしてソーシャルネットワークという言葉に導かれる日々を過ごしています。

昨日もガートナーが開催する "ビジネス・インテリジェンス&情報活用サミット" に参加して色々と勉強させていただきました。

毎年2倍の速度で増加する情報を集め、保持するだけではなく分析した結果から "情報を活用する" という内容が盛りたくさんでした。

そこでなんとなく思いました。そもそも日本においては、情報を活用する以前に問題があるのではと。

これは野村総合研究所 (2011年) の調査データです。

ビジネスインテリジェンスの課題(日本):

 1.活用目的の明確化 50%
 2.データ分析スキルの向上 48%
 3.業務部門とIT部門との連携・調整 39%
 4.投資費用対効果の明確化 32%
 5.データ品質の向上 32%

日本企業が考える、ビジネスインテリジェンスの課題の1位が活用目的の明確化でした。

たしかに活用目的は大事なのですが、そこを忠実に守る印象が強く、情報を活用する行動を直接的に表す課題が上位にまったくありません。これが米国なら、活用目的の明確化が課題と考える率は低いと思います。

つまり、日本では情報を活用する以前に問題があるのです。肌感覚で言ってしまうと、米国と比較して、情報活用度は5年くらい遅れをとってるんじゃないでしょうか。

例えば、こんな会話を3日前に表参道にある素敵なレストランで、友人 (アメリカ人) としていました。友人 (アメリカ人) が変だと思う日本人についてです。中でも話が盛り上がったベスト3をご紹介します。

1.打合せの目的を明確化したがる
立場によって若干異なると思いますが、XX件で打合せ、だけだと日本人は打合せをしてくれなかった。何も結果を得られなかった。

2.スピードが大事と言いながら質を高めたがる
資料作成を日本人に頼んだから、お願いした以外の部分も出てきて関心した。けど、特に必要なことではなかったので、その分早く出してほしかった。

3.英語が分からないと笑ってごまかす
うなずいているから理解していると思いきや、どう思いますか?と質問すると、ハハハ・・・と笑って何も答えなかった (これはワタシです)

特に1番目のように目的を重視するあまり、行動して何かの結果を得ることが難しくなります。予想外の結果を生みません。目的が大事なのではなく何を得たかという結果が重要です。

歴戦の方々がお持ちになっているKKDを止めよう、という掛け声でビジネスインテリジェンスは推進されてきました。Kは経験、Kは勘、Dは出たとこ勝負、あるいはどんぶり勘定なんて言われています。

でもワタシは、Dのような勇気は、ビッグデータのこの時代、今後ますます貴重な能力となっていくと思います。定義や目的は大事ですが、異なる情報が集まり、会話し、予想もしなかった良い結果を生む実行力が。