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IT懇親会で聞いたIT投資できない社内事情。

»2012年11月14日
マーケターの失敗録(T_T)

IT懇親会で聞いたIT投資できない社内事情。

瀬戸 和信

瀬戸和信(KAZUNOBU SETO)テクノロジーマーケティング専門家。

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先週、企業のIT部門の方々が参加する懇親会で、こんな言葉を何回も耳にしました。

"事業戦略ともっと連携したい"

IT部門は (当たり前ですが) 情報システムがきちんと動くようにしておかなければなりません。

そのうえで、IT支出の総額を減らすことが基本業務です。

一方、成長戦略を支えるためのIT投資を実行する責任があります。

BI/BA、SOA、CRM、ERP、Hadoopなどボヤッとした文字が溢れる中、

この技術は流行で終わるのか?それとも成長戦略に不可欠なITなのか?

を見極める必要があります。

懇親会では、酒あり、笑いありの中、冗談っぽくあるIT部門の人が言いました。

"俺たちはよくCIO (チーフ・イノベーション・オフィサー) になれって言われるんだけど、そもそもイノベーションを恐れる人がいるんだよな"

恐れる?

ワタシは意味が分からなかったので、理由を聞いてみました。そして戻ってきた回答は、

"事業部門は必ずしもCEOの要求に対して全てを回答したくない" 

だそうです。

例えば、ビジネス・インテリジェンス(BI)を導入したいとします。もし、iPadなどのモバイルを通じて、毎日、詳細に業績をCEOが見れるシステムを組んだなら?さぞ事業部門は居心地が悪いんじゃなかろうか、という意味です。

CIOに対するIBM意識調査では、戦略的投資のテクノロジーを利用できるようにする、と約3分2のCIOが言っています。

この先、3年から5年、組織の競争力を高める上で、ビジネス・インテリジェンス(BI)とビジネス分析が最も重要です、と言っています。

CIOが重要だと分かっているけどIT導入が進まない、その原因の1つが、イノベーションを恐れる人たちの抵抗です。

CIOだけじゃなく、CMO、CFOなども協力し、恐れる事業部門を説得できる能力も重要になってきます。