誠ブログは2015年4月6日に「オルタナティブ・ブログ」になりました。
各ブロガーの新規エントリーは「オルタナティブ・ブログ」でご覧ください。

夏期休暇取得にひそむ罠

夏期休暇取得にひそむ罠

福島 清史

外資系企業に勤務しながら、キャリア設計やセルフブランディング、英語学習法など、ビジネスパーソンが直面する分野で自身の経験を元に執筆や大学での講義など活動しています。

当ブログ「自分ブランドで勝負する!「もう会社に頼らない」ブログ」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/ki44.fukushima/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


これから、遅めの夏休みを取得される方を除いて、多くの方がすでに今年の夏休みを取得され社会復帰されたのではないでしょうか?

さて、この夏休み、一体何日ぐらい取得すべきなのか毎年悩ましい問題ではありませんか?

例年通りの業界慣習に従ったという方もいれば、これまで会社から長めの夏休みの取得を勧められていたが、景気も回復してきているので短めにしたという業界もあるようです。

日常業務やチームの他のメンバーに支障をきたさない範囲であれば、一見何日とっても良さそうに思えます。しかし、社内の動きを察知するという点では、完全に情報から遮断されてしまうことになり、あまり長い休暇を取るのは非常に危険だと思います。

ある方のケースですと、たった1週間休んでいる間に、社内の力関係に重大な影響を与えるような事件が起こっていたり(先週の某ソフトウェア企業のCEOの退任のニュースように・・・)、またある方のケースでは、人員削減の対象者人選が、オフィスに人が少なくなった夏休みのタイミングに密かに議論されていたりしたと、色々お聞きします。

もちろん、リフレッシュのために休暇を取ることも重要です。ですが、ためこんだ有給休暇を一挙にまとめて消化することと、社内の情報から遅れてしまうというリスクを検討し、最大でも1週間に3日程度の有給に留め、それを分散させるなど、自分の置かれている状況に応じて工夫が必要なのかもしれません。