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ダメな会議に共通している取り組みとして、準備不足があげられます。
「会議を始めるよ」と召集をかけてから、参加者が三々五々会場に集まってき、
パラパラと資料をめくっているだけ。
会議で何を決めるのか?を事前に参加者に告知をしておき、
必要な資料や、情報収集をしておかなくてはいけません。
特に、ファシリテーター役(司会者)は、最終的に出したい結論を明確にしておき、
その結論に導くように議事進行を進める必要があります。
このファシリテーターの上手下手が会議の成功可否を決定すると言って
過言ではありません。
私のクライアントでの事例ですが、この会議がうまく機能していない会社でした。
「会議の事前準備?」このような質問がクライアントの実行担当者から
私に寄せられるレベルでした。
「この会議で何を決めるのですか?」
「この会議のタイムスケジュールは?」等の質問を繰り返しながら会議の準備を
進めていきました。
それなりに準備を進めてきた会議ですが、実は初回の会議は大失敗でした。
理由は、各参加者がそれぞれの視点で数値検証をしてきたからです。
Aさん「数値が予算に届いておらず申し訳ありません・・・」
Bさん「このような取り組みを行い、目標を達成しました」
同じ事象を説明している両名なのですが、数値が異なっているのです。
これは、検証期間の違い・検証方法の違い・抽出している数値の違いが要因でした。
その後、この問題点を是正するため、「統一数値フォーマット・様式統一」を行いました。
これ以降、数値の違いについて解決され、
「頑張った」「努力が足りない」が客観的に判断することが可能となり、
会議事態もブラッシュアップできました。