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今回は駅ナカビジネスにおける、駅ナカコンビニの特徴についてご説明します。
駅ナカビジネスとして、最近話題にあがっているのは、JR東日本が積極的に
展開している「エキュート」が有名です。
立地優位性を考えると、無敵である駅。
この圧倒的な立地優位性を効率的に活用している企業の代表格がJR東日本です。
さて今回は、、この伸長著しい駅ナカビジネスの一翼を担う
【コンビニエンスストア≒駅ナカコンビニ】のビジネスモデルの特徴について
ご説明いたします(一般のコンビニエンスストアとの比較)
【特徴1】 客数が多い
駅ナカコンビニは、立地優位性を武器に圧倒的に客数が多い。
一般コンビニエンスストアと比較して約200%の客数の多さである。
【特徴2】 客単価が低い
圧倒的な客数を誇る駅ナカコンビニであるが、残念なことに、客単価が低い傾向です。
一般コンビニエンスストアと比較して約1/2という数値結果です。
駅という立地特性上お客様の購買行動において【急いでいる】ことが原因の1つでしょう。
【特徴3】 列車の影響が強い
駅ナカコンビニは、駅構内にて出店しているため、店舗から近いホームに発着する列車の
影響を受けやすいです。
【通勤列車ホーム<四人掛け列車ホーム<特急列車ホーム<新幹線ホーム】
客単価はドンドン高くなる傾向があります。
通勤列車内で弁当を食べ、ビールを飲む人はいないが、新幹線車内ならありえる光景ですね。
お客様の消費場面により、客単価が変化する顕著な事例です。
一般コンビニエンスストアと比較した上での、特徴ですが、まだまだ特異性が強いビジネスモデル
です。しかし、今後の業績向上に向けての方向性は明確です。
【商売の原点に変える】コレこそが、駅ナカコンビニの更なる発展の【KFS】≒成功の鍵だと考えます。
一般コンビニエンスストアチェーンであれば、新規出店という魔法が使えるが、駅ナカコンビニは
新規出店マジックが使いにくい(殆ど使えない)
そのため、チェーン全体の売上を上げるには既存店舗の売上・利益の底上げしかないのです。
既存店の業績底上げとは、商売の原点に他なりません。