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お金について考えています
»2011年2月24日
ラッキーFPの“ついてる”はなし
お金について考えています
製薬会社、旅行社の勤務を経て独立。異業種経験から総合的に経済、企業をウォッチし、金融出身でないことを武器にわかりやすく解説しています。CFPR認定者、一級ファイナンシャル・プランニング技能士。大阪府出身。
当ブログ「ラッキーFPの“ついてる”はなし」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/luckyFP/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
お金は、本来は光り輝く、黄金の美しいものです。黄金が価値を見出したのは、その美しさでもありますが、その美しさに希少性という価値が加わって、高価なものになりました。貨幣(通貨=紙幣=お金)は、その光り輝く黄金の裏打ちがあって初めて価値を見出します。兌換紙幣と呼ばれた時代の話で、紙幣は、「金」と交換できるものでもありました。
今は、ニクソンショックと呼ばれる、世界の基軸通貨国アメリカが、「金」と交換の制度を破棄したことで、兌換紙幣という概念はなくなり、今の貨幣(紙幣=お金)は、その国の経済力が支える世になりました。国の信用力のみで支えられているようなもので、みんなが1万円と認めて流通してるから、一万円札が「万円」という価値のものと交換できるのです。
ただそれだけで、お金が、その人の、人間の価値を裏付けるものではありません。お金の多い少ないで、人の信用を判断する「バロメーター」にはなりません。ところが、銀行は、その人の年収により判断され、事業投資に関しても、事業計画という、数字に信用が置かれ、その人自身の魅力や将来性には何の価値も見出さない状況です。制度上仕方がないことではありますが...
本来は、お金は光り輝く美しいもので、穢れのない、とても気高いものなのです。ところがそこに「欲」というものがこびりついて、不浄のものとしてしまっているのです。
お金は大事です。お金がないと何もできません。それが世の中の仕組みだからです。でも、すべての価値をお金に求める、お金に固執することは、物事の本質を見誤ることになります。でも事業をなすにはお金は必要です。夢をかなえるのは「費用」はかかります。お金は必要です。
一世を風靡した「マネジメント」では、お金ありきで事業があるのではなく、報酬は事業の成果であり、顧客の評価が報酬という形になるというようなことが書かれていたと思います。でも、その事業を行うには費用(お金)は必要です。
お金の循環が重要なのだと思います。お金を生んで、それをどう使うか、何のために使うかに、お金に魂が宿るのだと思います。その好循環を作りだすことができる人に、お金は巡ってくるのだと思います。
お金を扱う人の心が重要だと思います。お金は光り輝く美しいもので、夢の実現をお手伝いしてくれます。でも気高い、魂のこもったものですから、扱う人間が不浄であっては困ります。おそらく、不浄のモノがお金を扱うことで、大きなしっぺ返しが起こるのでしょう。欲でお金を汚すことで、その人によくないことが起きるのではと思います。
また、その黄金は、より多くの人の手元を渡り歩くことで、世の中を浄化するのだと思います。お金の好循環が、黄金の魂に報いることなのかもしれません。
ちょっとスピリチュアルな話になりましたが、現実世界の表のようなお金と、スピリチュアルのような精神的な世界は、表裏一体で大いに関係しているのでしょう。