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メンタルヘルスの重要性  セラピストの仕事は

メンタルヘルスの重要性  セラピストの仕事は

原 彰宏

製薬会社、旅行社の勤務を経て独立。異業種経験から総合的に経済、企業をウォッチし、金融出身でないことを武器にわかりやすく解説しています。CFPR認定者、一級ファイナンシャル・プランニング技能士。大阪府出身。

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 私のクライアントに精神科のドクターがおられます。病院では、精神的に病んだ患者さんを相手に、治療を行っておられますが、ご自身も、患者さんの気を受けるとういうことで、月に一回は、セラピストのメンテナンスを受けているそうです。

 アメリカでは、病院のそばに必ずセラピストの方がいるそうです。精神の世界は、西洋学だけでは解決できないことが多く、科学では理解できないことが多いです。精神科の先生も、医学j的ではなく、精神の世界を理解しようとされているようです。一方、日本では、まだまだ、セラピストと言えば、眉間にしわを寄せるようなイメージがあるようです。

 日本でも、大学病院では、アロマセラピーの医局ができています。西洋医学と東洋医学との融合が進んでいます。いずれ、日本の医学にも、精神の世界が必要とされてくるのでしょう。そのためには、セラピスト自体が、もっと高めにいなければなりません。 セラピスト自身にも、改善の余地はあるような気がします。

 セラピストとは、仕事や日常生活でのさまざまなストレスから、不安や生き甲斐消失、孤独、疲れといった多くの苦しみを抱える現代人に、安らぎと癒しを与える仕事です。これはあるホームペー記載紗されった言葉です。
 癒しの方法は、マンツーマンでのカウンセリングや、植物の精油を用いて香りの効果により癒す「アロマセラピー」、カラーボトルと呼ばれる独自のオイルボトルを使用し、色と光によって癒す「カラーセラピー」などさまざまだそうです。

企業戦士も病んでいるようです。臨床心理士やカウンセラーの方が、電話相談を受けているところがありますが、多くの問い合わせがあるそうです。大阪の友人で、東京に転勤になり、単身赴任してきましたが、東京の水に合わずに体調を壊し、大阪に戻ったはいいが、やる気が起こらずそのまま自宅に籠っている人がいます。また、IT業界の人で、毎晩夜が遅く、ノイローゼになり、職場復帰が困難で1年以上もうつ状態の人もいます。

 メンタルヘルスの重要性をつくづく感じます。いつかはこの分野に入りたいとは思っていましたが、奥が深そうで、並大抵のものではないようですね。企業としても、仕事をしない人をいつまでも抱え込んではいられないでしょうし、かといって、労働規約もあり、一方的に首を切るわけにもいかないし、どちらも大変ですね。

 世の中、ストレス社会といわれてずいぶんになりますが、自分の心のメンテナンスは本当に大事です。頑張りすぎないことも大事です。社会の成長の陰には、必ず現れる現象なのでしょうかね。私もファイナンシャルプランナーとして、個人コンサルティング、企業コンサルティングの局面で、セラピストの要素が必要だと思っています。