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投資のやめ時、解約時はいつがいいのでしょうか。。。
»2012年5月19日
ラッキーFPの“ついてる”はなし
投資のやめ時、解約時はいつがいいのでしょうか。。。
製薬会社、旅行社の勤務を経て独立。異業種経験から総合的に経済、企業をウォッチし、金融出身でないことを武器にわかりやすく解説しています。CFPR認定者、一級ファイナンシャル・プランニング技能士。大阪府出身。
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投資に関して、実際に始めるきっかけは人ぞれぞれで、たとえ老後に危機感を持っていたとしても、それ以上に投資に対する懸念が大きければ、絶対に投資の世
界には足を踏み入れないものです。つまり、行動するには、その行動に強い意味を感じる必要があるのです。この場合の意
味とは、行動の結果、行動により享受できるメリットが自分に必要かどうかです。
投資を始めた後にある多くの質問の中で、一番多いのは「やめ時」に関する質問です。いつ解約すればいいのか、そのタイミングを知りたいというのです。最 初は、この手の質問に対して、何もかも人任せで自分で何も判断できないのかという思いもありましたが、この質問に対して明確に答えを出さない限り、信用し てもらえないということに気が付きました。それだけ重要な内容を含んでいるのだと感じました。
この投資のやめ時に対して「人それぞれ」とか「時と場合によって違う」と言う回答をした途端に、相談者の心は離れていくものです。逆に回答する側も、大きなリスクを取ることを恐れていて、この手の質問に対しては必ずと言っていいほどあいまいな態度になってしまいます。
やめ時の回答に、大きな責任があることへのリスクを恐れるというところに、投資のやめ時の質問の本質があるのでしょう。それは投資を始めるきっかけが 「欲」だからです。儲けたいという信念で投資を始めているので、その結果を得られなければ、それは投資をしたことへの反省、自己否定につながります。その アドバイス絵遅れた人に対して怒りの矛先が回ってきます。お金の損得とはそういうものです。いつのまにか投資は必ずも儲かるというイメージが大きくなって いて、元本割れのリスクがあることは小さくなっているのですね。
金融商品販売側(セルサイド)は、販売をすれば目的達成ですから、その後の商品購入者の「損得」に関して、ましてや解約時なんて関係ありません。買って くれるだけでいいのです。もちろん中にはきっちりとフォローしてくれる金融機関もあります。消費者庁で問題となっているのは、販売ありきの手法を行ってい る金融業者ではあります。
では投資のやめ時とはいつなのでしょうか。
投資をする人の欲が、このやめ時を冷静に判断する能力を失わせています。投資の大前提は「買った後に値が下がるのは当たり前、売った後に値が上がるのは 当たり前」ということです。まずそれを理解してもらいましょう。これは回答者側のリスクヘッジではなく、相場とはそういうところなのです。大底で買って大 天井で売ることができる人なんてこの世に存在しませんからね。でも、本当にそんなことができると思っている人がほとんどです。大ベテランの投資家さんおこ のトラップに簡単にはっまてしまいます。
そもそも、株式投資は年間20%儲かれば御の字の投資です。30%も利益が出れば万々歳です。現物投資では、20%儲かれば即解約が望ましいと思います よ。なぜなら、何度も書きますが、相場の世界は何が起こるかわからず、とにかく長くいてはいけない場所なのです。長期投資はリスク分散の有効な手段と言う 概念が、解約時の判断を狂わせるのです。長期投資が安全ということは絶対にありえません。とにかく、20%ぐらい利益が乗っかれば、解約してもいいサイン だと思うことです。
また、この利益をパーセントで考えることも、解約時を誤る原因でもあります。絶対額で判断し、10万円儲かったからやめる、5万円儲かったからやめると いう、金額を重視していればやめた理由も自分で納得できます。例えば、2~3万円儲かれば、その月の水道光熱費は賄えます。保険料も出るかもしれません。 儲けの具体的な効果がはっきりしているので、解約と言う行為に意味を持つことができます。毎月2~3万円儲かっただけでも、水道光熱費の給料負担はゼロに なりますよ。解約の意味を明確にするには利益率ではなく利益額で考える方がいいですね。
マーケット環境によって、そのまま持ち続けておいた方がいい場合もあります。それが欲からくる発想です。その市場環境判断が正しいという前提であれば、 持ち続けることは間違ってはいません。あくまでも前提条件に自信があるかどうかです。ただ、相場は何が起こるかわからない場所であることだけは忘れないで ください。
では逆に、損をした時のやめ時はどうすればよいのでしょうか。これは簡単で、10%損をしたら絶対にやめる、あるいは○○円損したら絶対にやめると、厳 格なルールを決めることです。「損切り」に関しては、これ以外の考え方はありません。必ず勝った時の値段に戻るというのは、もはや願望以外の何物でもな く、チャートを見ても、勝手に上昇曲線をイメージしてしまうものです。空想に世界に入っていきますね。
5%下落ルール、10%下落ルールと自分で決めて、その時はやめる、解約するという強い意志が重要です。損切できる人が相場で勝つ人です。繰り返します。損切できる人が相場に勝つ人です。
投資を始めた後にある多くの質問の中で、一番多いのは「やめ時」に関する質問です。いつ解約すればいいのか、そのタイミングを知りたいというのです。最 初は、この手の質問に対して、何もかも人任せで自分で何も判断できないのかという思いもありましたが、この質問に対して明確に答えを出さない限り、信用し てもらえないということに気が付きました。それだけ重要な内容を含んでいるのだと感じました。
この投資のやめ時に対して「人それぞれ」とか「時と場合によって違う」と言う回答をした途端に、相談者の心は離れていくものです。逆に回答する側も、大きなリスクを取ることを恐れていて、この手の質問に対しては必ずと言っていいほどあいまいな態度になってしまいます。
やめ時の回答に、大きな責任があることへのリスクを恐れるというところに、投資のやめ時の質問の本質があるのでしょう。それは投資を始めるきっかけが 「欲」だからです。儲けたいという信念で投資を始めているので、その結果を得られなければ、それは投資をしたことへの反省、自己否定につながります。その アドバイス絵遅れた人に対して怒りの矛先が回ってきます。お金の損得とはそういうものです。いつのまにか投資は必ずも儲かるというイメージが大きくなって いて、元本割れのリスクがあることは小さくなっているのですね。
金融商品販売側(セルサイド)は、販売をすれば目的達成ですから、その後の商品購入者の「損得」に関して、ましてや解約時なんて関係ありません。買って くれるだけでいいのです。もちろん中にはきっちりとフォローしてくれる金融機関もあります。消費者庁で問題となっているのは、販売ありきの手法を行ってい る金融業者ではあります。
では投資のやめ時とはいつなのでしょうか。
投資をする人の欲が、このやめ時を冷静に判断する能力を失わせています。投資の大前提は「買った後に値が下がるのは当たり前、売った後に値が上がるのは 当たり前」ということです。まずそれを理解してもらいましょう。これは回答者側のリスクヘッジではなく、相場とはそういうところなのです。大底で買って大 天井で売ることができる人なんてこの世に存在しませんからね。でも、本当にそんなことができると思っている人がほとんどです。大ベテランの投資家さんおこ のトラップに簡単にはっまてしまいます。
そもそも、株式投資は年間20%儲かれば御の字の投資です。30%も利益が出れば万々歳です。現物投資では、20%儲かれば即解約が望ましいと思います よ。なぜなら、何度も書きますが、相場の世界は何が起こるかわからず、とにかく長くいてはいけない場所なのです。長期投資はリスク分散の有効な手段と言う 概念が、解約時の判断を狂わせるのです。長期投資が安全ということは絶対にありえません。とにかく、20%ぐらい利益が乗っかれば、解約してもいいサイン だと思うことです。
また、この利益をパーセントで考えることも、解約時を誤る原因でもあります。絶対額で判断し、10万円儲かったからやめる、5万円儲かったからやめると いう、金額を重視していればやめた理由も自分で納得できます。例えば、2~3万円儲かれば、その月の水道光熱費は賄えます。保険料も出るかもしれません。 儲けの具体的な効果がはっきりしているので、解約と言う行為に意味を持つことができます。毎月2~3万円儲かっただけでも、水道光熱費の給料負担はゼロに なりますよ。解約の意味を明確にするには利益率ではなく利益額で考える方がいいですね。
マーケット環境によって、そのまま持ち続けておいた方がいい場合もあります。それが欲からくる発想です。その市場環境判断が正しいという前提であれば、 持ち続けることは間違ってはいません。あくまでも前提条件に自信があるかどうかです。ただ、相場は何が起こるかわからない場所であることだけは忘れないで ください。
では逆に、損をした時のやめ時はどうすればよいのでしょうか。これは簡単で、10%損をしたら絶対にやめる、あるいは○○円損したら絶対にやめると、厳 格なルールを決めることです。「損切り」に関しては、これ以外の考え方はありません。必ず勝った時の値段に戻るというのは、もはや願望以外の何物でもな く、チャートを見ても、勝手に上昇曲線をイメージしてしまうものです。空想に世界に入っていきますね。
5%下落ルール、10%下落ルールと自分で決めて、その時はやめる、解約するという強い意志が重要です。損切できる人が相場で勝つ人です。繰り返します。損切できる人が相場に勝つ人です。