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本物と偽物の見分け方

本物と偽物の見分け方

原 彰宏

製薬会社、旅行社の勤務を経て独立。異業種経験から総合的に経済、企業をウォッチし、金融出身でないことを武器にわかりやすく解説しています。CFPR認定者、一級ファイナンシャル・プランニング技能士。大阪府出身。

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 本物と偽物の見分け方、これは人に対してのことですが、実に簡単に表現しています。

 本物の人物とは故い友人(古い友人)を持っているものほど本物で、絶えず新しい友人をあさって歩くものは、それが順境(物事が都合よく運んでいる境遇)にあるものほど偽物だそうです。

 ある本で見つけたのですが、実に真相をついているものだと、心から思いました。

 近年多くの成功者と言われる人で、すぐに消えていった人たちは、まさに、会う人会う人、大きなネタを持ってきて、それがことごとく、いろんな人とのめぐり合わせの中で成功していくのですが、実は付き合いが浅く、去っていく速度も速いという感じです。

 この順境と言いう言葉に、その通りと叫んでしまいました。この偽物の定義は、絶対に覚えておいた方がいい内容ですね。

 話はコロッと変わってしまいますが、私がまだ十代のころ、ある人に聞いた話を思い出しました。それは本物の男の見分け方です。

 女性の前でどんなに紳士で優しくても、レストランなどでウェイトレスさんに偉そうな態度をとる人は偽物だということでした。 簡単な見分け方は、ウェイトレスさんが食事を運んできたときにさり気なく「ありがとう」と言える人は信用できるらしいです。

 また、男の見分け方は、同性に好かれているかどうかという話もありました。男に嫌われている男はだめだということだそうです。

 古い友人か...生まれ故郷を離れてずいぶんになりますが、今や年賀状のお付き合いだけですし、自分に古い友人がいるのかどうか。なんかさみしくなってきましたね...