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守・破・離
ラッキーFPの“ついてる”はなし
守・破・離
製薬会社、旅行社の勤務を経て独立。異業種経験から総合的に経済、企業をウォッチし、金融出身でないことを武器にわかりやすく解説しています。CFPR認定者、一級ファイナンシャル・プランニング技能士。大阪府出身。
当ブログ「ラッキーFPの“ついてる”はなし」は、2015年4月6日から新しいURL「http://blogs.itmedia.co.jp/luckyFP/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。
守・破・離
武道、茶道などの道において用いられる言葉です。
「守」とは「学び」の段階です。師の教えを、正確かつ忠実に守り、精進します。物事の基本の作法・礼法・技法を身に着けることです。
「破」とは 「創造」の段階です。今まで学んできたことを受け、他の流派などを研究し、それぞれの利点を自分のものとし、自分の特性に合うようにアレンジしていくことです。基礎の上の破壊から生まれる創造です。
「離」とは「確立」の段階です。自己の研究の集大成とでもいうもので、おのずから一つの形、新機軸を開いて、独自の新しいものを生み出し、何物にもとらわれない境地に到達することです。
これらはすべての「道」に通じる教えで、人間として生きる道にもつながります。それは、経営においても同じことです。基本を学び、自らの特性に合うようにアレンジし、ぶれない確固たるものを作り上げることです。
まさに、自己発展の道が「守・破・離」です。
師の教えられたままを実行するだけでは師を超えることはできません。「活人剣抜刀道」にはこうあります。
武道の世界では、古武道からはじめて古武道の中にとどまっていては後継者の存在価値はない。師をしのぎ、伝統を越え、親を超越して、より高い次元に発展成長してこそ文明の進歩である。
なるほどね。またまたいい言葉発見です。
私が革新と言う言葉が大好きです。でも伝統と言う基礎の上に立って初めて革新があるのですね。
いわゆる「できる人」と言われている人は、自然とこれらを実行しているのでしょうね。