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酒量が増えた40歳以上、減る40歳以下

酒量が増えた40歳以上、減る40歳以下

猪口 真

広告制作会社、人材開発コンサルティング会社を経て、2004年株式会社パトス設立。現在同社代表 マーケティング・コンサルタント。

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お酒、飲んでますか?
世のビジネスマン諸氏は、お酒の飲み方はどう変わっているんだろうか。

2009年12月と比較すると、「宅飲み」「外飲み」ともに全体ではほとんど変化がなく、若干増加しているらしい。
クロスマーケティング社が行った「"宅飲み"に関する調査結果」によると、年代別の「飲み」実施データが紹介されていて、年代によってかなり変化が出ている。

20歳代は、男性は「宅飲み」「外飲み」ともに減少しているのに対し、女性はプラスとなっている。しかも、男性の「宅飲み」実施率は67.3%なのに対し、女性は67.6%とついに逆転した。

30歳代は、女性が「宅飲み」「外飲み」ともに微減しているのに対し、男性は特に「外飲み」が大幅に減少している。

未だに40歳以下の「バリバリ」世代にとって懐に余裕というわけにはいかないようだ。あるいは、リストラなどによってムチャな仕事が増え続け、飲みどころではないということか?
人によっては、健康志向がさらに高まり、夜は早く寝る、なんてことを実践されているのかもしれない。

しかしながら、40歳以上では、「宅飲み」「外飲み」ともに激しく増えている。外から家への移動だけではなく、飲酒習慣のなかった人たちまでもが、「宅飲み」をするようになったと思えるような数値だ。

激安居酒屋や、ハイボールなどのローコスト酒が増加の原因とするのは簡単だが、このクロスマーケティングの調査では、さらに年代別のアルコール飲料の種類まで紹介されており、発泡酒やハイボールは、「飲み」が減少した40歳以下の層に多く飲まれているという。

とすると、この中年以上のアルコール摂取機会の増加は、ストレスへの反応か、あるいは少しは余裕が出てきたことの現われか。

なんとも微妙なところだ。

ちなみに、私が推奨する「職飲み」はどう変化しているのだろう。
うちでは激増ですが。