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2010年のトレンドー自信喪失と怒り
マイク丹治の「グローバル・アイ」
2010年のトレンドー自信喪失と怒り
セールスジャパンという、中小企業・ベンチャー企業向けの営業代行・販路開拓の会社で会長を務める傍ら、いくつかの会社の顧問に就任しており、更に政策シンクタンク・構想日本で政策提言を行っています。
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年末にあまりネガティブなことは言いたくないし、いつもネガティブなブログばかり書いているので、ちょっと飽きてきているが、でも今年のトレンドはやっぱり日本の自信喪失と国民の怒りだと言わざるを得ない。
自ら選んだ民主党は全く機能しない、その意味で日本の政治に対する自信喪失と自分の眼力への自信喪失。そして民主党に対する怒り、民主党を選んだ自分自身への怒り。
一方で、普天間問題の沖縄県民の思いを理解しつつ、米国との関係の重要性も分かるので、解決するすべをみつけられない自信喪失。更に、中国に経済力で追い越されたことによる自信喪失。
尖閣列島で結局で強く出ることのできない日本という国に対する自信喪失、ロシア大統領の北方4島への訪問にも手も出せないことに対する自信喪失。そして北朝鮮の韓国への砲撃に対してもまともな対応が出来ない政府への怒り。
相変わらず欧米の金融分野における戦略によって、一方的に円高の不利を押し付けられながら、何一つ出来ないわが国経済への自信喪失。経団連会長の意味不明の発言と力のなさに対する怒り、そのような人材しか育ててこれなかったわが国への自信喪失。
国家経済の浮揚策も持たない中で、ばらまき政策を繰り返し、そのための財源を対症療法で繰りまわすことで、結果として更に財政状況を悪化させ、一方で何も将来への展望が見えないことに対する怒り。
FTAなどの経済的な国家戦略も今や手遅れであることによる自信喪失とこれまでの失った20年に関する無策への怒り。そして国技の相撲で不祥事が相次ぎ、更には国を代表する文化である歌舞伎の世界での不祥事による自信喪失。
まあ、ちょっと胸を張れたのは、ワールドカップサッカーとノーベル賞くらい?