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なんだかとてもいい加減!
マイク丹治の「グローバル・アイ」
なんだかとてもいい加減!
セールスジャパンという、中小企業・ベンチャー企業向けの営業代行・販路開拓の会社で会長を務める傍ら、いくつかの会社の顧問に就任しており、更に政策シンクタンク・構想日本で政策提言を行っています。
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どうもわが国はとってもいい加減な国なのではないか、と改めて思わざるを得ない。
統一球問題がちょっと話題になったが、そもそもこれって以前に問題があって第三者委員会か何かで対応したのではなかったっけ?
そう言えば、また総務大臣が靖国参拝。ご親族の関係で色々と事情があるのかもしれないが、それにしても何故今行かなくてはならないのか?昨年末の首相の参拝も含めて、もう少し周囲のことを良く考えることが出来ないのか?
広島宣言が採択と言っているが、一方で武器輸出は緩和され、積極的平和主義で集団的自衛権は政府解釈で認める、そしてまだ何ら実情が究明されていないのに、原発再稼働が議論され、財界は当然のように原発輸出を進めようとする、何かきちんとした国としての方向性なしに、対症療法を次々と考えなしに打ち出しているとしか思えない。
STAP細胞の件も、詳細は分からないが、報道されている情報からすれば仮に故意ではないとしても、重大な過失があり、それをきちんとしたデータもなしに弁護士を立てて反論するということ自体理解できない。
平和憲法がノーベル賞の受け付けはしていただいたようだが、そもそも今の首相が発言し、実施しようとしていることを考えれば、とても世界がこれを認めるとも思えず、逆に恥の上塗りにならないか?
本当に平和憲法を誇りに思うのであれば、武器輸出や集団的自衛権も問題も性急に進めることは不適切だし、わが国の世界に対する貢献として、それこそ平和憲法をベースに物理的解決ではない紛争解決の仕組みを作り出すとか、福島を徹底的に解明して世界の原発リスクの回避策を示すとともに、より安全性の高いエネルギー源の開発に注力するなど、出来ることはあるのではないか?
原発事故の解明が出来ていない中で東京でオリンピックを開催するという判断は、わが国国民のみならず、世界の人々を危険にさらす可能性のある恐ろしい判断だ。
一時、日本的経営がもてはやされた時、わが国の製造技術は世界一と言われたものだ。そして、エンロン事件などで内部統制が必要以上に厳しくなる中でこれを批判し、リーマンショックや欧州金融危機を経て、わが国の安定性を評価する向きもある。
しかし、最早わが国の製造業の優位性は極めて限定的だし、原発のリスク管理などはさすがに欧米の方が徹底していると感じる。一方でホテルやレストランの原材料の偽装問題などをみるにつけ、おもてなしなどと浮かれているわが国は、実は極めていい加減な国なのではないかと思うのは私だけだろうか?国民の命、わが国の存亡にかかわることについて、もう少しきちんと考えた対応をすべきだし、国民としてもっと声高に主張すべきだと感じる。