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お互いが協力しあうことの大事さ
マイク丹治の「グローバル・アイ」
お互いが協力しあうことの大事さ
セールスジャパンという、中小企業・ベンチャー企業向けの営業代行・販路開拓の会社で会長を務める傍ら、いくつかの会社の顧問に就任しており、更に政策シンクタンク・構想日本で政策提言を行っています。
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新年おめでとうございます。
何となく、あまり正月気分にならないまま、三が日が過ぎようとしている。ちょうどまだ疾走中だが、箱根駅伝で青学が頑張っている。陸上は、もともとある程度強いようだが、それにしても往路の山登りは素晴らしかった。
そして、駅伝を見ていて、今さらだが、「襷」の力には驚かされる。もちろんそれぞれの走者には実力はあるのだろう。だが、多分それを足した力の何倍かの力が「襷」から伝わって、青学は独走を続けている。結果がどうなるかは、まだ分からないが、人間が協力しあうことの大事さを駅伝は教えてくれていると感じた。
年末に、どうしようもないわが国の惨状を指摘した。そして、これまでも何度も人類の未熟さというか、未だに争いを続けることしか出来ない現状にも、警鐘を鳴らしてきた。
だが、それでも人類に希望を持ちたいのは、我々はそれぞれが努力するだけでなく、お互いに協力しあうことで、一人一人では出来ないことを実現してきたという歴史と現実があるからだ。
さだまさし氏の「風に立つライオン」という小説を読んだ。1987年の同じタイトルの歌の元になった実話をベースにしたものだ。ここでも、アフリカでへき地医療に尽力した日本人青年医師の「襷」がイメージされている。
まだまだ、成長しない、未熟な人類だが、せめて少しでも多くの人々が平和に、そして決して豊かでなくとも幸せに暮らせるように、我々今を生きる者たちはお互いに協力し合っていくことが必要なのだと思う。
何の力もない人間の一人である私だが、少しでも世界の平和に、そして人類の未来に役に立てるように頑張ろうと思っている。年の初めに当たって、少し暗いことを書いた昨年の年末を払拭するためにも、明るい未来へ向けての言葉としたい。