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世界と仲良く!

世界と仲良く!

マイク 丹治

セールスジャパンという、中小企業・ベンチャー企業向けの営業代行・販路開拓の会社で会長を務める傍ら、いくつかの会社の顧問に就任しており、更に政策シンクタンク・構想日本で政策提言を行っています。

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2012年が終わるに当たって、一言!

意外と考えていないことだが、イスラム圏とは50カ国ぐらいあるらしい。アフリカも54カ国?、太平洋島しょ国は14カ国、日本があまり関心を持ってこなかった地域で、合計は国連加盟国の半分以上。

欧米や東南アジアなど、何となくこれまでの付き合いもあり、或いは地理的に近いからということで、親近感を感じてきた地域については、もちろん引き続き大事にしていくのだが、それぞれの個性をどう考えるか、もっとその国々で暮らしている人々の生活に着目して、これからのより相互に意味のある関係に深めていく必要がある。

一方で、これまで地理的に遠いとか、日本が所属する西側諸国との関係などを念頭において、或いは市場規模の大きさに限界があるとか、様々な理由で必ずしも深い関係が築かれてこなかった国々も、これからの世界の中で益々その位置づけが大きくなっていくと思われるし、何よりも同じ地球の一員だ。是非、経済・社会といった側面でのお互いの理解を深め、仲良くなっていきたい。

尖閣諸島に関して、中国側が、「日本が中国の偵察機を打ち落としたら、必ずそれ以上の打撃を日本に与える」と言ったという報道があった。日本が、一度でも撃墜するなどと言っただろうか?百歩譲って領土問題があるとしても、係争中の地域において戦闘機や艦隊などによって示威行動を行い、更にこのような発言をするということ自体、侵略的行為と言わざるを得ない。

戦前の日本の行動を侵略と非難する国が、一方で時代遅れの覇権主義国家として、このような行動を取ること自体、国家としての資格を疑わせるものだ。そもそも中国においては、未だに国民は身分証明書に民族名が書かれる。漢族、蒙古族の間で殺戮の王朝変遷を遂げてきた中国において、このような身分差別につながる仕組みが残っていること自体、国家としての未成熟を感じざるを得ない。

このような国が、国連の安保理で常任理事国であること自体、あまりに不適切であり、尖閣のみならず、ベトナムやフィリピンとの衝突にも見られるように、人口の多さと軍事力を含めた国力によって、20世紀型の侵略を指向するようであれば、国連において、国家としての資格を否定することも考えて良いのではないか?