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チームの「なんとなく」をつくる会議のために その2
「動かす会議」で会社を変えよう
チームの「なんとなく」をつくる会議のために その2
79年生まれ。大手広告会社コンサルティング局所属。近年は、共創力を組織に根付かせるための各種ビジネスソリューションの事業化を推進。著書に『だから最強チームはキャンプを使う』(共著 インプレス社)がある。会議に関する専門資格、会議エキスパート認定試験を主宰。
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企業やチームの「らしさ」=「個性」について考えてみます。
どの企業にも、その企業ならではの価値観や考え方、スタイルがありますが、この「らしさ」は、それだけでなく、ありとあらゆるものに適用することが可能です。
たとえば、その企業らしい色、その企業らしい素材、その企業らしいデザインのイス、その企業らしい音楽、その企業らしい香り...。すべてのものにおいて、その企業ならではの「らしさ」を求めることができるのです。
また、「らしさ」の適用は、それだけにとどまりません。「らしさ」は、事業の方針や物事の進め方といった、日々のビジネスの営み全般にもあてはまります。
その企業は(チームは)、今どういう感覚をもって、どういう方向に、どんなスタイルでビジネスを進めていこうとしているのか。そこにも企業やチームとしての「らしさ」が存在します。
なんとなくチームがうまく機能せず、なんとなく全員のまとまりがなく、なんとなくちぐはぐな原因は、この「らしさ」を共有できていないことにあります。つまり、メンバーたちは感覚面での基準を見失っているのです。(つづく)