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徹底的にパクる事
»2011年10月11日
変なホームページ屋が書いた仕事が楽しくなる話
徹底的にパクる事
株式会社ミスターフュージョン代表取締役 Webプロデューサー。若手No.1Webプロデューサーとの呼び声も高い。宣言会議でソーシャルメディア×スマートフォンについて連載中。2011年に書籍出版予定
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インターネットでリリース情報などを見ていると、毎日のように「新サービス」が発表されています。
それぞれに独自性を打ち出し、他社との差別化に重点を置きながら、サービス開発に取り組んでいるのでしょう。
しかしその中でも、長期的に成功するのはほんの一握りというのが実際です。
新サービスを考えるとき、どうやって考えるでしょうか。
イスに腰掛け、ただ呆然と頭の中にアイデア出しをしながら、「これだ!」というものが浮かぶのを待ちますか。
それとも特に意識せず、突然の思いつきを待つでしょうか。
成功しているサービスに、私は「マネ」が共通してあると思います。
つまり、何かをマネた結果として、浮かび上がってきたサービスです。
全く同じものではなくとも、過去の成功事例などを参考に、その要素を真似て出来上がったサービスが、今なお成功しているのではないでしょうか。
これは、私が身を置くインターネット業界だけに関することではありません。
有形商品を扱うメーカーなどにしても、そのヒントは自社あるいは他社における過去の成功事例にあると思います。
斎藤一人さんの「微差力」にも書いてありましたが
まず同じものを取り入れて、やってみる。
疑いもせず、まったく工夫しないで、そのまま真似する。
こういう人は非常に高度な方のように感じます。
その上で検証すると、自社には合わない点や、あるいは外からは見えなかった問題が見つかってくる。
そこへ改善や新しい要素の追加を行うことで、新しいサービスが出来上がる。
何も、ゼロベースから自分の頭で全てを考える必要はないのです。
例えゼロから考え出したサービスがあったとしても、受入れられるのはなかなか困難でしょう。
本当に「これまでにない」サービスというものに対し、人は抵抗を感じるもののような気がします。
新しく見えて、どこか過去に見たことのある要素がある。
だから「あ、なんか良さそうだな」と感じて、手を伸ばしてみたくなるのではないかと思うのです。
世の中のニーズは、時間と共に変化します。
つまりその変化に応じて、今あるものをカスタマイズしていけば良いのです。
その為には、マネするための素晴らしいモデルを見つけることが、まずは先決なのではないでしょうか。
そういう意味で、常に周囲にアンテナを張っていたいと思います。