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叱られる事

叱られる事

石嶋 洋平

株式会社ミスターフュージョン代表取締役 Webプロデューサー。若手No.1Webプロデューサーとの呼び声も高い。宣言会議でソーシャルメディア×スマートフォンについて連載中。2011年に書籍出版予定

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人は、注意されることを嫌います。

特に誰かの前で注意されるなんて、多くの人は「ムッ」とするでしょう。


しかし私は、どんどん注意します。

それも、何か間違ったことをしたら、すぐに・・・です。

社内であろうが客先であろうが、場所なんて一切関係ありません。


「叱られる」ということを、これまで経験したことのない人はいないでしょう。

では、なぜ叱るのかを考えたことはあるでしょうか。


叱るのにも、パワーが必要です。

誰も好きこのんで声を張り、注意などしたくないのです。

しかしそれでも叱るのには、「愛情」があるからこそではないでしょうか。

少なくとも私は、相手のことを思ってこそ叱っています。


その場で叱らないと、効果は半減します。

例えば翌日などに注意されたところで、「なんで今さら」と返って反発を受けたり、あるいはなぜ叱られるのか忘れていることすらあるでしょう。

ですから、事態が起こったその場で注意するのです。


あるいは「後で注意すれば良い」と思っていたのに、そもそも注意することを忘れてしまったら。

相手は注意されないままなので、改善のしようもありません。

すると、また同じ間違いをしてしまうことになるでしょう。

それはお互いにとって、決して良い結果とは言えないはずです。


自分の間違いには、なかなか気付きません。

気付いたとしても、それがどれほど重要なことだったのかは、客観的に見なければ分からないものなのです。

注意するということは、相手に二度と同じ間違いをさせない、いわば成長させるための方法だと思うのです。


注意されることが、嫌なのは分かります。

それならば、どんどん注意されて、早く注意されないようになってしまえば良い。

私自身はいつもそう考え、注意してもらえることに感謝すらしています。