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どんどん仕事を任せる

どんどん仕事を任せる

石嶋 洋平

株式会社ミスターフュージョン代表取締役 Webプロデューサー。若手No.1Webプロデューサーとの呼び声も高い。宣言会議でソーシャルメディア×スマートフォンについて連載中。2011年に書籍出版予定

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私は常日頃から、社員にどんどん仕事を任せるスタイルで経営を行っています。

もちろん、部下を抱えるポジションの社員に対しても、同じ姿勢を求めています。

研修が終わりたての新人だろうが、どんどん仕事を任せているのです。


今部下や社員を抱えている人の中で、こんなことを思っている人はいないでしょうか。

「自分でやった方が、早く上手く仕事が片付く」

「失敗されたら困る」

確かに、場合によってはそうかもしれません。

同じ仕事をするなら、新人よりベテランが行った方が安心です。

しかしそれでは、部下の成長など望めないと私は思っています。


上司だろうが社長だろうが、最初は誰もが新人でした。

私だって同じですが、たくさんの失敗を積み重ね、その中で学びと経験を得たからこそ今があります。

そう、人は失敗も含めた経験の中でこそ、大きな成長を遂げるのです。


任せた仕事に、例え失敗しても構いません。

もちろん最初から「失敗してもいいや」なんて考えられては困りますが、最高の努力をした結果失敗したのなら、OKです。

たいていの失敗は、それ1つで会社が潰れることなんてありません。

損失は多少なり生じるでしょうが、以後その学びと経験から、それを上回る貢献をしてくれれば問題ないのです。


部下を持ちたての人に多いのですが、失敗を恐れるあまり、リスクが少しでも見え隠れすると、自分で完結してしまうケースがあります。

例え結果として成功が得られても、これでは上司として私は評価できません。

上司は部下を育てた上で、その部下と共に成果を挙げてこそその役目を果たすと考えているからです。


ですから、失敗を恐れずにどんどん仕事を任せる。

もし任せた相手が失敗を恐れていたら、それを解消して背中を押してやるくらいが、私はちょうど良いと思います。

部下が仕事を求め、上司が仕事にチャレンジさせる風土があればこそ、会社もまたチャレンジングに突き進んでいけるのではないでしょうか。