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思考の変化

思考の変化

石嶋 洋平

株式会社ミスターフュージョン代表取締役 Webプロデューサー。若手No.1Webプロデューサーとの呼び声も高い。宣言会議でソーシャルメディア×スマートフォンについて連載中。2011年に書籍出版予定

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最近よく思うことは、思考の変化です。

学生時代まで溯って考えても、以前と今とでは明らかに違います。

社会人になり、そして今は会社を経営する身になったわけですが、例えば仕事そのものに対する考え方も、変化しています。


例えば以前であれば、面白そうなことはとにかくやってみる。

革新的なことが大好きで、すぐに興味を持っていました。

今もその根底は変りませんが、やはりどうしても一部保守的な部分があることは否めません。

それは私が経営者であり、会社や社員を守るという役目を持っているからでしょう。


これは、私が属する場所や立場によって生じた変化です。

しかしその他にも、人の思考というものは変っていくものなのではないでしょうか。


例えばバブル崩壊や、先般の大震災。

これらは、間違いなく「時代」そのものを変えました。

過去の常識は非常識となり、無理矢理にでも考え方を変えることが必要になったと思います。


分かり易いことで言えば、「節電意識」もその通りでしょう。

これまで電気を使えることが当然だった私たちに、電気が有限であり、なくなることで困る事態を想定させています。

バブル期であれば、湯水のようにお金を使うことが日常であったものが、一瞬にして考えを改めざるを得なくなったはずです。


よく、「考えを曲げるな」と声を大にしている人がいます。

確かにそう頻繁に発言や行動が変ったのでは、問題でしょう。

しかし単に「変えてはいけない」という一種の使命感に縛られているだけであれば、それは頑固なだけです。

特に経営者や部下を持つ身であれば、時代や環境に合わせ考え方を柔軟に変えていくことは、むしろプラスであると私は思います。


未来なんて、誰も分かりません。

特にこの変化著しい現代社会においては、明日も今と同じ常識が通じるとは限らないのです。

頭の中を柔軟に、思考の変化を恐れず取り組んでいきたいと思います。