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流れで考えるオレ流問題解決前篇(就職活動について)
»2010年12月29日
mushatter武士道ブログ
流れで考えるオレ流問題解決前篇(就職活動について)
1982年生まれ 宮城県仙台市出身 株式会社シェアコト / サブカルプランナー 一般企業のプロモーションとアニメを掛け合わせた企画を専門で作っています。 過去実施クライアント様 ドコモ様、ローソン様、マイクロソフト様、GMOインターネット様、など大手企業様の企画を中心に企画を実施。 アニメ活用マーケティングを数字とフレームワーク理解するNED(TEDのパクリ)なども実施。
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さて、久々の更新ですが、思考かひとつカタチになったので、ブログにまとめます。
先日、大学生が問題解決を知りたいということで、私のところに4人ほど来てくれました。
本来このようなセッションをするときは企業のケーススタディなど、
お題が必要ではあるのですが、特にこちらからケースを用意しませんでした。
というのも、どんな問題に対してもその場である程度の問題解決ができるのか、
自身の思考を試したいと思ったからです。
大学生が持ってきた問題は「就職活動の問題」でした。
漠然としてますね。
これは問題ではなく、「不安」ということでしょう。
まず、仮説を立てるために問題をよく理解する必要があります。
よく理解するためには質問をするのが一番です。「就職活動の何が問題だと思うのか」と。
出なくなるまで質問をしてあげることで、見えてきます。
・内定率が下がっている
・学生の意識が下がっている
・日本の採用制度がおかしい
・希望の会社に入れるか不安
などなど。
いろいろ出した上でグルーピングします。このフレームワークで整理する思考は使えます。
大分すると、
・社会問題的なマクロな就活問題
・個人の不安を解消するミクロな問題
に整理できました。フレームワークで整理するときはなるべく共通のレベル(抽象度)で整理する必要があります。
さて、ここでさらに大学生に質問。「我々に解決できる問題はどちらか?」と。マクロな問題は会社の数を増やすことにより解決できるかもしれません、政治や教育の観点からの解決もあるかもしれません。しかし、この場合、ここで話し合うことが実行できるとは限らない。
どちらも「就職活動の問題」ならば、解決できるものから、優先度をつけるのが現実的です。
ゆえに今回はミクロな問題にフォーカスをすることとなりました。
このときに重要なことはもう一度、文章にして言い直すことです。
「就職活動の問題を解決するとは志望企業への内定など個人の不安を解消することである」と。
これで異論がなければ次のフェーズに進みます。
「志望企業へ内定するとはどういうことか」
ここでも質問をして、どういうことなのかを詰めていきます。
そうすると、内定するためには「志望企業の採用基準を満たすことである」
という言い換えができました。
ここでもまた初めから整理して文章で確認をします。
「就職活動の問題を解決するには個人の不安を解消することで、それは志望企業の採用基準を満たし、内定を得ることで達成できる」
全員の理解を得るためにはくどいくらい言い直しを初めからしてあげる必要があります。
私は、教えるということは、相手が第三者に教えることができるくらい教えることだと考えます。
人は理解しても、訓練しない限り使うことができません。なので何度も何度も思考の流れを振り返ります。
さて、ここでも「就職活動の問題を解決するには個人の不安を解消することで、それは志望企業の採用基準を満たし、内定を得ることで達成できる」という文章に異論がなければ次のフェーズに進むことができます。
採用基準という言葉が出ている以上、基準とは何か?という定義をしてあげる必要があります。
ここでまた質問をします。「採用基準とは何か?」すると、
・コミュニケーション
・適正テスト
・身なり
・性別
・理念に合うか
・学歴
・資格
・エントリーシート、履歴書
・発想力
などが出てきました。つまり、これらを満たすことが採用基準を満たすということになるわけです。
これらに重要度を振り分け、フレームワークでグルーピングしてみると、
・外に発信する力(コミュニケーション、発想力)
・内に秘めた力(理念、ES)
・その他
という風になりました。
さて、ここまでをまとめてみると、
「就職活動の問題を解決するには個人の不安を解消することで、それは志望企業の採用基準、つまり、「外に発信する力」、「内に秘めた力」「その他」を満たし、内定を得ることで達成できる」
となります。
問題というものは「目的と現状のギャップにある」と考えたとき、
目的を達成する場合の行動は具体的かつ論理的になんなのか?ということを
考えることが、問題解決の一歩なのだと思います。
このように考えると、問題解決の一歩が踏み出せるのではないでしょうか。
まだまだ長くなるので、続きは後編としてまたブログに書いていきたいと思います。