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今、自宅待機できてることに心から感謝!

今、自宅待機できてることに心から感謝!

永松 和洋

ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。

当ブログ「理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/nagamatsu/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


昨日の出来事です。

私は、職場におりました。

最初の揺れを感じてから、 「大したことないなー」と 思っていたところ、 徐々に揺れが大きくなって、 最後には、机の中に潜りました。

これまでに経験したことのないような揺れでした。

その直後、家族の安否がまず気になりました。 電話をすれどすれども、全くつながらず。 そこで、帰ることにしました。

電車が動いていないことは容易に想像がつきましたが(twitterで確認できました)、 なんとか、タクシーを拾ってと思いました。 駅前で待っていたところ、丁度、私の前で、 タクシーから降りる人がいて、

そのまま、「乗っていいですか?」
「どうぞ!」

と言われて、幸運にもタクシーに乗ることができました。

最初に、聞いたことは?!

「遠くですけどいいですか?」

「いいですよ!」と運転手さんは言って下さいました。

タクシーの中で、あーだこーだと運転手さんと話をしていて、 途中、電車が踏切で立往生してしまい、道を迂回したりなど、かれこれ3時間くらい乗っていましたが、 いつもなら、すぐに上がる!と感じてしまう料金メーターが中々上がらないんです。

これほどまでに、メーターの上がりが遅いと思ったのは初めてでした。

運転手さんの話では、丁度、おとといに、 同じようなルートでお客さんを乗せたという話で、
料金が、2万円かからないくらいでは? と言われていました。

結局、かかった料金は、13000円くらいで、
私は、15000円を渡して、おつりはいらないと言いました。

「運転手さんご自身も、大変な時に、こんなに遠くまで乗せてくださて、
本当に、ありがとうございました!」

「どうも、すみません、助かります!」とおっしゃっていました。


本当なら、

  • タクシーの運転手さんも
  • バスの運転手さんも、
  • コンビニの店員さんも、
  • 飲食店の店員さんも、
  • 原発の職員さんも、
  • 勿論、政治家や公務員のみなさんも

みんな、仕事をやめて、すぐに帰りたいはずです。 なのに、地域のために、人々のために国民のために、自分の代わりに働いてくださっているのです。 そんな感謝の気持ちを改めて思い起こさせてくれるのが、 今回の出来事なのです。

地震一色になった報道を見ていると、

相撲の騒動も、
海老蔵さんのけんかも、
前原さんの辞任も、
尖閣の問題も、

実にくだらないことが元で、くだらない騒動になっていることを改めて思い知らされます。

こういう時に、まず大事なことは、「人に迷惑をかけないこと!」です。

余計な外出は避け、自宅に待機できるのであれば、そうすることが肝要だと考えています。

被災されている皆さんの光景を見ると、 大変胸が痛みます。

自分は祈ることか、少々寄付するようなことしかできませんが、自然の圧倒的な力を前に、人間はあまりにも無力であることを痛感します。