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今、自宅待機できてることに心から感謝!
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
今、自宅待機できてることに心から感謝!
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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昨日の出来事です。
私は、職場におりました。
最初の揺れを感じてから、 「大したことないなー」と 思っていたところ、 徐々に揺れが大きくなって、 最後には、机の中に潜りました。
これまでに経験したことのないような揺れでした。
その直後、家族の安否がまず気になりました。 電話をすれどすれども、全くつながらず。 そこで、帰ることにしました。
電車が動いていないことは容易に想像がつきましたが(twitterで確認できました)、 なんとか、タクシーを拾ってと思いました。 駅前で待っていたところ、丁度、私の前で、 タクシーから降りる人がいて、
そのまま、「乗っていいですか?」
「どうぞ!」
と言われて、幸運にもタクシーに乗ることができました。
最初に、聞いたことは?!
「遠くですけどいいですか?」
「いいですよ!」と運転手さんは言って下さいました。
タクシーの中で、あーだこーだと運転手さんと話をしていて、 途中、電車が踏切で立往生してしまい、道を迂回したりなど、かれこれ3時間くらい乗っていましたが、 いつもなら、すぐに上がる!と感じてしまう料金メーターが中々上がらないんです。
これほどまでに、メーターの上がりが遅いと思ったのは初めてでした。
運転手さんの話では、丁度、おとといに、 同じようなルートでお客さんを乗せたという話で、
料金が、2万円かからないくらいでは? と言われていました。
結局、かかった料金は、13000円くらいで、
私は、15000円を渡して、おつりはいらないと言いました。
「運転手さんご自身も、大変な時に、こんなに遠くまで乗せてくださて、
本当に、ありがとうございました!」
「どうも、すみません、助かります!」とおっしゃっていました。
本当なら、
- タクシーの運転手さんも
- バスの運転手さんも、
- コンビニの店員さんも、
- 飲食店の店員さんも、
- 原発の職員さんも、
- 勿論、政治家や公務員のみなさんも
みんな、仕事をやめて、すぐに帰りたいはずです。 なのに、地域のために、人々のために国民のために、自分の代わりに働いてくださっているのです。 そんな感謝の気持ちを改めて思い起こさせてくれるのが、 今回の出来事なのです。
地震一色になった報道を見ていると、
相撲の騒動も、
海老蔵さんのけんかも、
前原さんの辞任も、
尖閣の問題も、
実にくだらないことが元で、くだらない騒動になっていることを改めて思い知らされます。
こういう時に、まず大事なことは、「人に迷惑をかけないこと!」です。
余計な外出は避け、自宅に待機できるのであれば、そうすることが肝要だと考えています。
被災されている皆さんの光景を見ると、 大変胸が痛みます。
自分は祈ることか、少々寄付するようなことしかできませんが、自然の圧倒的な力を前に、人間はあまりにも無力であることを痛感します。