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第4次産業は実現可能か? ~産地偽装問題も一気に解消?~
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
第4次産業は実現可能か? ~産地偽装問題も一気に解消?~
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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第4次産業は存在可能か? ~産地偽装問題も一気に解消?~
(ちょっとゆるい話題です、ご容赦下さい。)
次に産業の大きな活性化があるとすれば、それは第4次産業(第四次産業)の出現まで待たないといけないのかもしれません。
大雑把には、
第1次産業:農業(第一次産業)
第2次産業:鉱工業(第二次産業)
第3次産業:サービス業(第三次産業)
ですよね。IT産業も第3次産業の中に入れていいんだと思いますが、人によっては、
第4次産業と定義するかもしれません。
ただ、他の3つとの間ほど、大きな違いはなく、こういう表現が許されるなら、
第3.1次産業という言い方もあるかもしれません。
PCソフトのバージョンのように。
では、第4次産業の可能性について、
探ってみたいと思います。
指標1:「速さ」
まず、考え方の一つとしては、「速さ」があると思います。
原始的な農業や漁業では、行動範囲が一番狭く、
鉱工業の登場以降、車や鉄道、航空機が現れ、
IT産業によって、ついに、光の速さに到達し、
残念ながら、「速さ」という観点では、これ以上、速くなることができませんね。
そうすると、「速さ」という軸で考える第4次産業は、
原理的に存在できないということになってしまいます。
指標2:「異質との出会い」
新たな産業の創成が「異質との出会い」という観点に立った場合、
ネットの普及で、世界とつながることにより、
徐々に異質が異質でなくなり、極限的には、世界が平均化してしまうと
思われます。
そうすると、異質なものと出会うことができなくなり、
産業の創成にはつながりそうにありません。
他にも観点があるかもしれませんが、私は今のところ思いつきません。
もしくは、今までのような、1次→2次→3次のような積み重ねではなく、
全く趣向を改めないと第4次産業の出現はないように思います。
では、第4次産業という概念ではなく、考え方を変えて、
その産業を展開する場所という点ではどうでしょうか?
我々の生活圏は未だ、地球上だけなので、
もし、地球外の天体(月や火星)で産業を展開できるようになれば、
新たに大きな産業の活性化につながるのではないでしょうか?
更に、異質との出会い(特に環境面)が待ち受けているので、
そこに第4次産業のヒントが隠されている可能性もあります。
第2次産業が18 ~ 19世紀、第3次産業が20世紀から現在にかけて、
ということになれば、今世紀中に何とか、その片鱗が見えてくる
かもしれません。
そうすると、まずは、地球上以外での農業の実施ですね。
月産、火星産の食品ができたとすれば、もはや、
日本産(国産)、外国産などの区別をする必要がなくなり、
全て、地球産となり、産地偽装の問題は一挙に解消ですね(笑)。