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読者(商品)のターゲットはたった一人でいい?

読者(商品)のターゲットはたった一人でいい?

永松 和洋

ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。

当ブログ「理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例」は、2015年4月6日から新しいURL「​http://blogs.itmedia.co.jp/nagamatsu/」 に移動しました。引き続きご愛読ください。


読者(商品)のターゲットはたった一人でいい?

誠ブログを書かせていただくようになって、全くわからないのが、

「何が、自分にとって当たり前で、
自分以外の皆さんにとって当たり前でない(当たり前とは限らない)か」

ということです。
または、その逆で、

「自分にとっては当たり前でなく、
ほかの皆さんにとっては当たり前であるものは何か?」

ということです。

自分にとっての常識、周りにとっての非常識、

自分にとっての非常識、周りにとっての常識

とも言えるでしょうか。
自分自身が偏った人間であることは強く自覚しておりまして、
良い方にも悪い方にも作用するのかなとも思っております。
毎週のように、誰かしらの講演やセミナーを聞いておりますが、
機会があれば、必ず聞くことにしていることが、

「誰に対してのメッセージですか?」

という質問です。

話し手が話すこと、書き手が書くことというのは、
その方自身では当たり前のことのはずです。

ただ、それが、対象とする聞き手、読み手にとっては、
当たり前でないと認識しているからこそ、
主張が生まれるのだと考えられますが、

上記の質問に対する答えは、私が聞いた限りでは、
誰か一人をターゲットにしていることが多いってことです。
その一人とは、その方の身近にいる特定の誰かです。

もちろん、ある特定の一人だとしても、
同じような性別、年齢層、職業、分野の方には
受け入れてもらえる可能性は高いのだと思いますが、
わりと、目からうろこというか、
始めはそんなに難しく考えなくていいのかなとも感じます。

よく、人前で話をするときに、反応のよい特定の一人か、
せいぜい数人を見て話すこともあるので、
それにも通じることでしょうか。

もっと本格的になれば、マーケティングということに
なるのだと思いますが、
今日のこの記述も、当たり前とお考え方の方が
多いのでしょうね、きっと(笑)。

ただ、私が、ブログを書書き始めたのも、
聞かせていただく講演の中で、
「それって当たり前のことでは?」と
思うことが多くなってきたので、
なら、私も「当たり前のことを書いてみよう」と思った次第です。

先のブログで書かせていただいたように、
失敗してみよう!という姿勢です。

というか「当たり前」のこと以外は書きようもないんですけどね。

様々な皆さんの意見はほんとに貴重で、
自分という極めて偏った人間の考えがどれほど、
通用するのか、おかしなものでないのかを
日々検証(裏をとる)しているともいえますね。

まあ、今のご時勢なら、
おかしい方が有利かもしれませんが(笑)。