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月食は日食であるが、日食は月食ではない。違う意見は同じ意見?
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
月食は日食であるが、日食は月食ではない。違う意見は同じ意見?
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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たまにはこのようなブログもよろしいでしょうか。こんばんば、永松です。皆既月食をご覧になりましたでしょうか? 2009年7月22日には皆既日食もあり、ご覧になられた皆さんも多いと思います。
ということで、タイトルなのですが、「この人は何を言っているだ!?」と思われた方も、「そりゃそうだ」と思った方もいらっしゃることでしょう。
月食・日食の原理
まず、月食ですが、月・地球・太陽の順番に、ほぼ一直線上に並んだ時に、太陽からの光によってできた地球の影が月の表面に映し出される現象ですね。
日食は、地球・月・太陽の順番で、地球と太陽の間に月が入って、月の影が地球上に映し出される場合を指します。
月面上から見たら?
ここで、ちょっと視点を変えてみます。我々は勿論地球上にいるわけですが、月からこの現象を見た時はどうなるでしょうか?
今回の月食の場合は、地球の影が月面上に映し出され、月面上から見れば日食になります。つまり、表題の「月食(地球上から)は日食(月面上から)である」というわけです。
一方、日食であれば、月面上から地球を見れば、月の影に地球が隠れて行くので、これは地球食ということになります。
本当に意見の相違?
同じ現象(モノゴト)を見ていても、立場が違うと見方が全くことなるという好例の1つだと思います。
何十年?いや何百年か過ぎて、月面上に住む友人から電話がかかってきて、「昨日の日食、きれいだったねー」なんて言われて、「何言ってんだよ、月食だろ!」と言い返してケンカになるような時代が来るかもしれませんね(笑)。いや、電話は時間差が大きすぎてムリでしょうか。
この日食、月食の例に限らず、誰かと意見が合わないという時に、実はよくよく調べてみると同じ意見かもしくは近い意見であるという場合も少なくないように思います。そんなとき、原理や言葉の定義に立ち返ってみると、意外とその違っている部分について具体的に気がつくかもしれませんね。 原発賛成・反対というのも実は同じ意見だったりもします。要は時間軸上の問題で、表面的な意見の相違は、定性的であるがための不幸とも取れます。
月から見た時の絵がありました
それはそうと、月面上から見た日食があるのではと検索してみたら、こちらにありました。
更に、月から見た地球食(もどき)も作られた方がいらっしゃいました(こちらです)。
地球食というほどにはならないようですね。うーん、私も勉強になりました!