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先入観を利用したトリックプレー ~野球編~
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
先入観を利用したトリックプレー ~野球編~
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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先入観を利用したトリックプレー ~野球編~
以前のブログで、
・知識は先入観になる
・見た目にだまされる
といった内容の文章を
書かせていただきました。
実は、その先入観をうまく利用すると、
色々なことができます。
特に相手がいる場合の勝負事がよい例です。
今日は、久々にテレビで野球観戦をしておりましたところ、
たまにしかみられないプレーがありました。
結果的には達成できませんでしたが、
ヤクルトスワローズ・センターの青木選手のプレーです。
● プレーの状況
ランナー二塁で、バッターは、読売ジャイアンツの小笠原選手。
打った打球はセンター左へ。
センターの守備についている、青木選手は、
小笠原の打球を見て、
全力でも、追いつけないと判断した途端、
一度、こっち(ホーム側)を向いて、取れるふりをする。
センターの守備の動きを見た、2塁ランナーは、
もしかして、捕球されるかもしれないと判断するため、
スタートを切ることができない。
センター深い位置なら、タッチアップも想定されるので、
ベースについてしまう場合もあります。
そうすると、ランナーのスタートが遅れ、
場合によっては、本塁に生還できずに、
3塁でストップせざるをえない状況になります。
今回の場合は、
結果的に、ランナーのスタートが遅れましたが、
それでも、ランナーの脇谷選手は、俊足なので、
なんとか、ホームに帰ってこられたという
プレーでした。
● 映像のご紹介
you tube を調べてみたら、元日本ハムの
新庄選手のプレーがありました。
こちらです。
新庄選手といえば、阪神時代には、
敬遠の球を打って、サヨナラヒットをうったり、
サヨナラホームランを打って、
前のランナーと入れ替わってしまい、アウトになったり、
オールスターでは、ホームスチールを敢行して、MVPをとったりと、
色々と印象深いプレーが思いだされます。
ですが、今回のプレー、一流選手だから、なせる技とも言えます。
・打球の強さ
・落下点の判断
・クッションボールの行方
・こちらを向くタイミング
・クッションボールを処理するタイミング
これらを一瞬で判断しています。
もし、タイミングやポジショニングを誤ると、
クッションボールの処理、送球をミスすることに
なりかねません。
● 策士、策におぼれる
と言いますが、
実際のところ、相手が、策士の打った策を熟知していれば、
それを逆手にとって、うまく利用することで、
策士をはめることもできるかもしれません。
なんせ、策士は、自分の策という先入観のど真ん中に
いるわけですから。
面白い頭脳戦ですね。
とはいっても、ある程度、コアな野球ファン、並びに、
野球選手の方でしたら、ご存じとは思います。
ですが、今日の解説者は、全然言及してくれませんでした(笑)。
実は、色々な応用が利きます。
飲み会のネタですね。