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公職・公務員は本来、最も損な役回り。
理系博士研究者の一人が考えるビジネスマインドと実践例
公職・公務員は本来、最も損な役回り。
ポスドク&非常勤講師生活を経て、私立大学の教育・研究職に従事する一方でポスドク時代に不動産投資を開始。職場の行き帰りの生活だけでは極めて危ういことを知るに至り、現在は会社・社会・国に過度に依存しない生き方を少しずつ実践中。
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公務員にしろ、国会議員にしろ、
本来は、もっとも損な役回りだと思います。
例えば、10人の村がったとして、
ごみ集め、ごみ処理を誰かがやらなくてはならないとして、
誰かが、いやいやながら、選ばれるわけです。
自分がやりたいことをやるのを我慢して、
やりたくない仕事をしなくてはならないのです。
持ち回りになるかもしれません。
人数が少なければ、各人で仕事を分担して
やるしかないので、上の例なら、
誰か1人をごみ集め係専用に割り当てる余裕がないわけです。
小さいコミュニティーを考えるなら、
公務員とは、分譲マンションの理事長さんのようなものですな。
ただし、人数が多くなると、余裕がでてきて、
税金などというものが登場して、公の仕事のための
費用も人間も割り当てられ、不正の巣になることも
あるわけです。
本来、政治家も、誰もやりたくない仕事を
やるというのが始まりだと思います。
なのに、
「政治家やると、おいしいんだろ?」
「儲かるんだろ?」
「おまえがやりたいなら、やらせてやるよ」
という論調があまりにも多すぎますな。
「やらせてやってるんだから、ちゃんとやれよ」
一身に批判を浴び、それでも仕事をしなくてはならない
総理大臣という仕事は本当に割りにあわないと思います。
だいたい、人任せにしておいて、うまくいくわけがないので、
批判する人は、是非、ご自分が、総理大臣になって、
日本を変えていただきたいと思いますな。
それができないなら、この日本社会で過ごせる
幸せをじっくりと、噛み締めたいものです。
感謝以外の言葉はありません。
文句を言うというのも
実は、言う側は、かなり安心して言っています。
というのも、
「なら、お前がやれよ」
と言われる心配のない立場で言っているからです。
さらに、自分の小さい文句(微分)も
全体のパイ(積分)に対して、十分に小さく、
全体として揺らぐことのない、
という安心感があるからですな。
例えば、ある企業がミスをして、追い込まれた場合に、
その企業がなくなってしまうと、
ある、おいしい まんじゅう を食べることは
永遠にできなくなってしまう
という場合は、また事情が違うでしょう。
後先考えずに、文句を言ういうこともないでしょうね。
他の国は、どうか知りませんが、
どうして、日本では、
「責任を取る」=「やめる」
ということになるのか。
本来は、
「やめる」=「責任を逃れる」
だと思います。
なのに、「責任を取る」=「やめる」
となってしまうのは、
「やらせてやってるんだから、もし、失敗したなら、
もう、やらせてあげないよ」
という論調からとしか考えられません。
まず、この意識を変える必要があるのではと思います。
その意識を変えるためには、私が総理大臣にならないと
いけないのですが、それは無理なので、結局、元の木阿弥
という オチ をつけて、今日のブログはおしまいです(笑)。