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前回から続きます。
「毎年(月)同じ金額(を積み立て)で長期間で満期がない」ものと
云えば・・・そうです、終身保険ですね。
毎月同じ金額の保険料を支払い(積み立て)、有効期間はは死ぬまで
ですので満期はなしです。
さらに終身保険ですから、万一のときは支払い金額以上の保険金も
当然あります。
更に、「死ぬまで返さなくていい借金」の権利付き。
そしてこれらを網羅して、保険料の7割程度が運用の原資となる投資信託
になっているのが変額終身保険です。
これで「生命保険の衣を被った投資信託」の意味をご理解いただけと
思います。
そして、一般的な生活者における資産運用としてリスクが極めて少なく
ボディブローのように将来効いてくる可能性が高いことも実感していただ
いたのではないでしょうか。
変額終身保険と投資信託の違いは、変額終身保険には死亡保障がつく
ところと「死ぬまで返さなくていい借金」ができるところです。
(保険料の約7割が運用されて約3割が保障の原資になります)
たとえば運用原資(生命保険なので解約返戻金)が100万円あったとして
そのうちの50万円を借りたとしても、運用原資は100万円のままです。
投資信託から借り入れはできませんし、一部換金(解約)すれば当然
ですが運用原資はその分減ります。
終身保険において支払期間が60歳まで、65歳まで、あるいは終身払い込み
など指定することになりますが、支払後も運用は続きます。
(支払終了後はドルコスト平均法にはなりませんが)
変額終身保険に限らず、終身保険については、一部解約による換金
(その際死亡保障の減額)や金額によっては年金にして受け取ることも
可能です。
年金で受け取る場合は、支払期間も運用されますので解約して一気に
全額受け取るより、受け取り総額は多くなります。
「ささやかな資産運用」としては、現在積み立てられる無理のない金額
で変額終身保険を活用し、それにて老後資金をすべて賄えるわけでは
ありませんが、それこそボディブローのように効いてくると思います。
「老後資金は3千万円必要」と言われ、確かにそうかもしれませんが、
高額な退職金でもない限り難しいですよね。
それでも現状でできることとしては、毎月一定額を積み立てるしか
なく、できるだけ効率的に、リスクも回避していくのがベターです。
通常の金融商品(定期預金、投資信託)では死亡保障はありませんので
それとは別に死亡保障を担保することになります。
変額終身保険(他の終身保険でもそうですが)であれば、万一早期に
亡くなった場合は死亡保障となり長生きした場合は資産運用となり
一部ですが死亡保障のコストと資産運用の積み立てを兼用できることになります。
極めて無責任な「現在の低金利で終身保険に加入するのはバカげている」
というご意見の方がいましたら是非反論お待ちしております。
今回紹介の「変額終身保険」でなくても、以前にご紹介した「積み立て
利率変動型」や考え方によっては「低解約型」でも将来に有効であり、
意味があると確信しております。
さて、あなたの生命保険はどうなっていますか?
大手国内生保にて近年、終身保険がないものや「バーチャル終身保険」
がベストセラーになっております。
所謂「アカウント型」や「ファンド型」と言われていたもので、
1999年ごろから旧明治生命や第一生命などが継続的に発売しているもの
です。
気になる方はチェックしてみて下さい。
できる限りお答え致します。